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固定の変化と両面テープ

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

急に暑くなったり変な感じですが、5月でこれなら夏どうなんのとやや不安。

さて、今回はボード内のかさ上げ台の固定方法についてお問い合わせをいただきましたので、今回は固定にまつわるお話を。

昔と今と、変化してきた固定方法

エフェクターボードの設置面にエフェクター本体を固定するには、基本、マジックテープを使用しております。

マジックテープにはオス、メスがあるわけですが、エフェクター側はオス、これはボードの設置面が全面マジックテープのメスになっているボードがあるのがひとつです。

全面オスってボードは見たことがありません。オスは硬く、メスは柔らかい、ホコリや木屑がたまりやすい設置面、クリーニング時、梱包テープなどでペタペタそれらを取るには柔らかさが必要、という理由もあるかと思います。

製作を始めた頃は後の入換やエフェクターの位置の移動、微調整がしやすいように設置面がカーフレザー、FRP などのアルモアにも全面マジックテープのメスを貼るところからスタートしていました。どこにでも設置できる、という仕様です。

そこそこ前からはエフェクターの位置にだけマジックテープを貼るようになりました。

ご指定いただければどちらでも対応は可能ですが、かさ上げ台上の揺れは少ない方がいいかもしれない、と考えるようになったためです。

マジックテープもオスメスのない恐ろしくガッチリ固定できるタイプもありますが、あまりに強力過ぎる点、そこそこの高さが出る点からそれは使用せず、長年クラレ製を使用してきましたが、最近は違うタイプを使用するようになりました。

現在使用しているタイプは問題のない固定感で揺れが少ないものですが、それでも多少の揺れはあります。この揺れはマジックテープ固定部分が多いと増す傾向にあります。

たとえば、

#1. ボード設置面とかさ上げ台
#2. かさ上げ台とエフェクター

2段階マジックテーピングとなると支障をきたす、というわけではありませんがON/OFF 操作時、揺れが気になるな、と感じる方がいらっしゃるのではと思い、ボード設置面とかさ上げ台は強力な両面テープで固定するようにしています。

この強力な scotch の両面テープ、固定感はハンパないのですが加工にちょっと時間がかかります。

強力なのに素材自体はフニャフニャなので貼り直しができなかったり、剥がす時にはミョーンと伸びてしまうため、再利用できなかったりもします。

ですが安定感、揺れ対策にはひじょうに優れていますので両面テープは適材適所、かさ上げ台にはコレを使用しております。

やってみようと思う方は少ないかもしれませんが、加工方法は剥離紙に一度貼って、貼る面ジャストに切り分ける必要があるので、定規、ノギス、カッター、カッターマットは必須です。

貼る面から少しでもはみ出るとホコリ、木屑、髪の毛などの吸引要因となってしまうので注意が必要です。

こっちの方がいいな、の繰り返しで現在の製作方法になっています。

■ HNEBD 地獄通信 -お知らせ- ■

★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを  「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。

★ 過去製作は Instagram に載せておりますのでチェックしていただけると嬉しいです。
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根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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