
札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
2025年9月27日、AREA 8 BOARD を持って久々に東京へ行きます。
どんなものか見てみたいなーという方はぜひお気軽にお越しください。楽器のご用意もありますが、ご自身の楽器をご持参いただければよりイメージがつきやすいかと思います。
これまでボード製作をさせていただいた東京在住の方にもお会いできたら嬉しいです。
さて、今回も最近の製作例です。ちょっと時間が経ってしまいましたが、札幌市の Kowloon 様のエフェクターボードを製作させていただきました。
黒と赤、色味が統一されたペダルセレクトなので HNEBD ボードサインもブラックパールにしてみました。
ペダルトレインらしい角度から、完成したボードはこちらです。
正面からです。
信号の流れは、
■ ギター
↓
・Providence /SYSTEM TUNER STV-1JB / SEND
↓
■ FREE THE TONE / ARC-53M BLACK
・LOOP 1 : Xotic / RC-Booster V2
・LOOP 2 : Suhr / eclipse
・LOOP 3 : Jim Dunlop / CBM535AR
・LOOP 4 : BOSS / GT-1000CORE
↓
・Providence /SYSTEM TUNER STV-1JB / RETURN
↓
■ アンプ
ジャンクションボックス機能と KORG 製のチューナーが内蔵されたProvidence / STV-1JB からスイッチャーの FREE THE TONE / ARC-53M へ行って戻る、直列ラインは極めてシンプルです。
スイッチャーからのコントロール、”C1/C2” と Suhr / eclipse の FX LINK を接続することでスイッチャーから eclipse のチャンネルセレクトが可能です。
この接続があるとスイッチャーのプリセットごとに eclipse のチャンネルも設定できるため、スイッチャーで集中コントロールができるわけですね。
スイッチャーと BOSS / GT-1000CORE は MIDI 接続あり、マルチの数あるプリセットもスイッチャーから瞬時に呼び出しが可能です。
ワウの接続位置は製作前に仮組で音を出して試していただいた結果、お好みの位置での配置になっています。
左側面からです。
一見、Jim Dunlop / CryBaby mini に見えますが、サイズ感は同じでもこちらは CBM535AR。
AR は Auto-Return の略で、踏み込むと自動的に ON、足を離すと自動的に OFF になり、この位置に戻るオート・リターン・タイプのワウです。
ですのでスイッチャーのプリセット時にはループ 3 は常時 ON、ワウを踏むことでいつでも使える状態になっております。
右側面からです。
一般的にジャンクションボックスは右上に配置することが多いですが、チューナーと一体化しているため、手前です。
ギターに近いのでジャンクションボックスなしの感覚で接続できますね。
背面からです。
後ろから見るのが個人的にはペダルトレイン、って感じがして好きです。
パワーサプライ、strymon / Ojai R30 は 2 つ、電源ユニット PS-124 はボードの上側から電源ケーブルが出せるように縦置き、カタチと厚みを調整した硬質スポンジでハメて固定しています。
裏面はこんな感じです。
ボードのレールの隙間からはマジックテープが見えないペダルトレイン仕様の貼り方です。
ペダルトレインはこの角度で見たい、アルモアなどのハコタイプのボードとはまた違う見え方になる、エフェクターって不思議ですね。
Kowloon 様、ご依頼ありがとうございました!
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2025年9月27日(土)、東京都 新宿区高田馬場で ”AREA 8 BOARD” 試奏会&オフ会を開催決定です!