
札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
私よりも背の高くなったおじぎそうから毎年かなりの数の種がとれていたので試しに植えてみたところ、2日目であっさり芽が出ました。
発芽適温は25~30度ということで、種植えの時期はネットで調べた適期よりも遅いけど、暑い日が続いてるのでちょうどよかったのかも。嬉しい。
さて、今回は最近の製作例です。いろいろなきっかけをたくさんいただいております札幌の大塚 浩史 様よりご依頼をいただきました。本当にいつもありがとうございます!
今年の mono に続く初のケース、ARMOR / PS-Light での製作です。
mono 製ペダルボードでの製作は【→こちらです】
■ 正面からです。
信号の流れは、
■ ギター
↓
・HNEBD / IN & OUT Custom
↓
・tc electronic / polytune 3
↓
・Xotic effects / RC-Booster V2
↓
・IK Multimedia / TONEX Pedal → EXT : BOSS / EV-30
↓
・HNEBD / IN & OUT Custom
↓
■ アンプ (L)
■ またはアンプ(L)、(R)、ステレオ出力が可能です。
■ 左側面からです。
エフェクターは枠内に収めておりますが、パワーサプライの電源コード接続部分、strymon / PS-124 は枠の淵をまたいでおります。
枠あり、枠内部分で高さに差が出るため、枠内と合わせるシム的なモノをつくって高さを合わせております。
ボードのスペースの都合もありますが、枠内にあるよりも端っこに合った方がケーブルの抜き差し時に万が一、怪我をする可能性がゼロに近いと思い寄せています。
■ 右側面からです。
こちらも同様に枠の淵をまたぐジャンクションボックスはシムで合わせています。
tc electronic / polytune 3 は常時表示設定になっておりますが、MUTE として使用する時、踏めるようにかさ上げしています。
■ 背面からです。
なかなかタイトなスペースですが、極力ハンドルが使えるようにつめております。
激しくコンパクトなサイズのパワーサプライ strymon / Ojai ですがエフェクターへの DC 端子は正面、電源ユニットへの端子が背面にあるため本体サイズよりも多めに縦スペースが必要です。
ですが、この端子が背面にあることで拡張したい時に接続しやすい、というメリットもあります。
strymon / Ojai シリーズにはエクスパンションキット、という電源ユニット(PS-124)を含まない本体のみのパッケージがあります。
画像では本体右側の “24V THRU” 端子から追加の Ojai の “24V IN” へリンクさせることで電源ユニットはひとつでパワーサプライを追加できるわけですね。
ちょっと足したいエフェクターがある、または歪みメイン、空間メインのようなコンパクトなボードを 2 枚つくってそれぞれに Ojai を載せ、リンクさせて 2 枚使う、みたいな方法もあります。
荷物は増えるけどそれぞれは軽い、状況に合わせて持っていく、持っていかないとできたり、PS-124 は固定がおすすめですが、ボードに固定せず、フリーにしてどちらでも使えるようにする、など、自由度の高いパワーサプライになっています。
パワーサプライ間を接続する EIAJ ケーブルも別売りですが最長 92cm のモノがありますのでボード 2 枚リンク用なのではないかと勝手に想像しています。
大塚 浩史 様よりご感想をいただきましたので合わせて掲載させていただきます。
『前回、monoのケースを用いたメインボードを製作していただいたのですが、それよりもさらに小型で軽量なサブボードを作りたいと考えていたところ、根尾さんにARMOR PS-Light を紹介していただき、今回のサブボードの製作に至りました。中身はシンプルですが、自分が必要とするサウンドをほぼ出すことができます。今までに何度もボードの製作をお願いしてきましたが、相変わらずノイズレスでトラブルフリー、ケーブルの抜き差しなど目に見えない細かいところまで配慮されており、毎回関心させられます。
なによりも、ノートパソコンのケースと同じサイズなので、小型、軽量で移動のストレスを全く感じません。今後、セッションやスタジオ練習、宅録等で活躍しそうです。毎回、仕様変更するたびに的確なアドバイスをしていただき、大変感謝しています。いずれまた仕様変更することがあると思いますが、笑 そのときはよろしくお願いします。』
大塚様、本当にいつもありがとうございます!
2025年9月27日(土)、東京都 新宿区高田馬場で ”AREA 8 BOARD” 試奏会&オフ会を開催決定です!