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エフェクターの接続順は実体験がベスト

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

さて、今回はエフェクターの接続位置、順番について少し思うところを書いていきたいと思います。

ボードに組み込んで固定する。

パッチケーブルを専用の長さで製作し、DCケーブルはまとめて取り回して固定。電源確保、楽器からボード、ボードからアンプと準備と片付けの時間短縮になること、抜き差しの回数が減ることで機材やケーブル類の消耗や負担が減るというのがメリットです。

デメリットとして、後に入れ替えや接続順を変える時、あらかじめ入れ替えエフェクター候補がある時はどちらにも対応できるように製作、取り回しが可能ですが、そうではない場合は新たにパッチケーブルを作り直さないと余り過ぎたり、足りなかったり、DCケーブルの取り回しは最初からになったりと瞬時には変えられない点があります。

使う方のベスト、バンドでのベスト

なので製作前に一緒にスタジオに行って実際に使う音量で音を鳴らしながら順番決めすることがあります。これは使う方のベストが決められます。

使う方のベスト、これでうまくいく場合がほとんどなのですが、バンドで鳴らすとそれがベストにならない、ということもたまにあります。

確実なのはバンド練習時に鳴らしながら決める、実際に使う音量だけでなく、実際に使う音量に加え、実際に使う環境で決める、が一番なのはわかっていても音決めだけにバンドの練習時間を割いていただくっていうのはなかなか難しい。

得体の知れない私のような者がついてきた、なんだコイツ?ってなることも想像しやすく、実際そういうケースはバンドメンバー全員顔見知りっていう時くらいでこれまで数回しかありません。

で、経験からの対応策として機材に合った定番の接続順をおすすめする、っていうのがあります。

定番の接続順

いわゆる定番、っていうのがありますよね。ネットで調べるとでてくるやつです。

ざっくり書きますとワウやピッチシフト系は最初の方で次に歪み、その後に空間系、という。

定番のかかり方、問題なく機能する接続順、言葉を選ばずに言うと「無難」という接続順。

使う方の感覚や好み、使う環境、ギター、アンプ、楽器の違い、弾き方、エフェクターのかけ具合、エフェクターの使い方、歪ませ具合、歪ませ方。。。など。

これはもう千差万別どころの話ではないので、定番が定番として当てはまらず、こうすると全員100%最高です!という答えはないと考えています。

それをふまえた上で、使う方のお好みを反映させて製作させていただくとある程度定番の接続順になる、無難、とも言えるのですが、人と違う使い方、より尖ったサウンドを狙う場合、やや特殊なエフェクターの場合、一人で弾くベストとバンドで鳴らすベストがかみ合わない場合もでてくるんですよね。

実際の例

実際例としてわかりやすいのがピッチシフターです。

BOSSのPS-6なんかは最初にあった方が無難ですが、歪みの後に接続するとよりエグくかかります。

歪ませ過ぎは危険ですが、歪んだ音をピッチシフトするので豪快にエグくなるわけですね。

これが一人で弾く時はすこぶる気持ちいいのですがバンドで鳴らすと上がり過ぎて目立ち過ぎる、その都度楽器側のボリューム下げるのも瞬時に変えたい時にはストレスになる、そんな感じです。

同じピッチシフター系でもtc electronicのBRAINWAVESは歪みの後、空間前がメーカー推奨位置になっています。

頭にあってもいいのですが、このペダルはたしかに歪みの後にあった方が気持ち良くはっきりかかります。コレは私も一時期使っていましたが、最後が好みでした。

こんな感じで同じ系統のエフェクターでもメーカー、モデルによってネットの定番が当てはまらず、そもそも推奨位置が異なることがあります。

一人で弾く時はめっちゃくちゃに歪んで気持ちいいエフェクターもバンドで鳴らすと途端に引っ込んでしまったり、たいして歪まないから微妙だなーってエフェクターがバンドに入るとスコーンと抜けて気持ち良かったりってのがありますよね。

その辺の不思議はバンドごと、さらにはバンドメンバーによっても変わったりするので本当に難しいところですが、決める時はやはり実体験、実際にやってみて決める、がいいと思います。

その後、好みが変わって違う機材になっていくってのも定番としてありますが、それは辞めない限り、永遠に終わりがこない部分なんじゃないかな、と。

ボードを組んだ後も当然やりなおしはききますので、大丈夫です。

何をするにも自分が感じた実体験が一番です、というお話しでした。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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