ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です
北海道という土地にいながらにして一般的なお寿司がほぼ食べられない私ですが、昔から好きなシーチキンの原料がマグロだということをつい先日発見して震えました。
た、た、た、食べれてた…。
さて、今回はエフェクターボードの『ボード面』についてのお問い合わせがありましたのでご説明します。
まず、ボード製作ご依頼時におすすめしているエフェクターボードはこの2社です。
・ARMOR (アルモア)
・PULSE (パルス)
ARMORはシリーズによってボード面の素材がカーフレザーまたはFRP、と異なりますが、どちらの場合もツルツルなのでエフェクターの固定にはマジックテープ加工が必要です。
対してPULSEのボード面の素材は同じくFRPもありますが、フレンチパイルという最初からボード面がすべてマジックテープのメスになっているタイプもあります。
全面マジックテープのメスだと固定の安定感が高まるので、ARMORの場合はまずメス全面貼りにしています。
そうすることでボード内のどこにでも配置できるので、エフェクターの場所移動はもちろん入れ換えする時の微調整も手軽にできます。
こんな自由さがあるため、このケースがもっとも多いです。
マジックテープのメスを全面に貼らず、エフェクターの位置にだけ貼るケースもあります。
エフェクターを移動させるには、その都度マジックテープ(メス)を剥がしてまた新しいのをカットして貼ることになるので、ペダルを入れ換える可能性が低く配置も完璧に決まっている、という場合ですね。
そんな時に使用するのがこちらです。
Bonding Solutions / Pedal Board Tape、というモノです。過激なほどに強力で硬く固定されます。
あまりに強力なので、通常のマジックテープ感覚のサイズで貼ると剥がせなくなるほどです。ちょっとで充分、ちょっとで充分過激です。
しかもオスメスがない、という点も他と大きく異なる部分ですね。
こうしてアップで見ると昔の人生ゲームのピン(人)のようなカタチのが生えまくってて面白いんですが、これで設置する時は本当にロック!施錠!って感じで合体します。
この感触と音はなかなかの快感です。
しかしこのテープ、合体すると結構な厚みになって約6mmの高さがあります。背の高いエフェクターの場合はボードの内寸の高さに注意が必要です。
本当、すごいですよ。