札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
オジギソウ(2年目)のつぼみが首を伸ばしてて今年はいよいよ花が咲きそう。嬉しい。楽しみ。
さて、自分でやっていての不便をなんとか便利にできないもんかなーとジワジワ考えていた結果、ひとつ解決したので今回はそんなお話を。
一部のワイヤレスシステムをお使いの方におすすめの方法です。
と、意気揚々と書き出したわけですが、最後の最後で使い方次第では別に…、と書きながら気づいてしまった私です。こういうケースもある、という感じで最後まで読んでいただけると幸いです。
ワイヤレスをお使いの方でトランスミッターもギターと同様のフォンケーブル接続に対応したタイプの方限定のそこそこニッチなお話です。
これですね。
まずはボードとアンプのセッティング、これはいつもどおり。
ワイヤレスを使う場合はギターとトランスミッター間のシールドに多少長さを持たせていてもストラップでギターを抱えてトランスミッターに接続、これがまず挿しにくい。
で、ギターにも接続、これはまぁ普通。
その後のアクションとしてトランスミッターの電源を ON にするわけですがギターをかまえた状態だとこれもちょっとやりにくい。手があっち向く。
私のセッティングはこんな感じで微々たるアレですが、ここを楽にできるもんなら楽にしたいと思っておりまして。
ここでサイレントプラグの登場です。
サイレントプラグっていうのは何かと言いますと、ちっちゃいデコがギターに挿さった時にボコとなり通電する、つまりバキバキアンプから音が鳴る状態でもそのまま挿しても抜いてもバリバリバリ!といった音が出ない仕組みをもったプラグです。
これを使用することで
#1. ストラップのトランスミッターにケーブルを接続し、ON にする
#2. ギターにストラップを取り付ける
#3. ギターにサイレントプラグ側を挿せば即プレイ OK
ボディをおさえてケーブルを挿すと挿さった勢いの音がヴァイーン!となりますのでネックを握って弦をミュート、サイレントプラグを挿せば静かに演奏準備が整います。(ボリュームを絞っておけば良いのでは…)
アンプにスタンバイがあればここは気にせず、接続後にスタンバイをON にすればまったく問題なしです。(そもそもサイレントじゃなくても良いのでは…)
ライブの途中でギターを変える時はそのまま抜いてサクッと持ち換え、アンプまで行かなくてもいい、というのはなかなかの便利さがあると思います。
まぁ、ボードにチューナーがあればそこでミュートしておくと持ち換え後のチューニングもスムーズ、抜き挿し変更時に弦のミュートも気にしなくていい、合わせ技もアリです。(ここもサイレントじゃなくても良いじゃん…)
遠い昔にそういうシールドを見て存在は知っておりましたが、いるかなコレ?と。今ではサイレントプラグ様と思っております。(使い方次第では便利であるし解決はした)
※ 上記 ( ) 内は全部書いた後の私の心の声です。
反対側はモノによってはネジネジ式ロックで固定ができる、万が一の抜け防止対策用のプラグにしています。
BOSS / WL-60T は接続はできますがネジネジロックはできません。通常のストレートでもOKです。
ここまで書いておいてふと気づきましたが、アンプのスタンバイを OFF にしておけばこれじゃなくてもよく、今までそうやっていたのになんでトランスミッターを一番最初にON にしていなかったんだろう…という自分の使い方に Q が出まして。
多分、電池のムダな減りをちょっとでも軽減したいという考えがあったのであろう。
まぁ、でも作っちゃったし、デカいプラグの安心感ってことでいっか。
プラグの臀部がまたいい感じで。
以前の記事にもワイヤレス、トランスミッター用のケーブルがあります。しばらく使っていましたが、やっぱスイッチクラフトがいいなーっていうのもあり、今回のケーブル製作となりました。
ニッチなニーズがありましたら受注生産は可能です。
内容に動揺してメイン画像を載せ忘れてました。
ケーブルは BELDEN / 9778 です。
現在、お問い合わせ、製作のご依頼が大変混み合っており、返信が遅れる場合がございます。エフェクターボードの製作可能な目安は現時点で10月上旬以降の予定です。
打ち合わせ、ご相談は順次返信させていただいております。みなさまありがとうございます!
★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを 「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。
★ 過去製作は Instagram に載せていますのでチェックしていただけると嬉しいです。
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『全都道府県に製作実績を』を今後の目標にしておりますので、日本全国よりご相談、製作のご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。