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エフェクターの故障はどこを疑うべき!?

先日、車に乗り込んだら目の前にミドルサイズの蜘蛛が鎮座しており、運転席の前には見事な蜘蛛の巣。

わぁお、3D!と叫びすぐに降りました。でもなんであんなに細い糸でキレイに均等につくれるのか…。

蜘蛛社会ではみんな几帳面でこだわりがあるのであろうと、職人気質をリスペクトしてから車にあった傘ですくって下車していただきました。

こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザインの根尾です。

今回は、先日いただいたお問い合わせをヒントに、困った時のトラブル対策、故障か否か、未然に防ぐ方法など、チェックポイントを書いていきたいと思います。

・本体のトラブル
・電源のトラブル

または、
・電源からくる本体のトラブル

のどれかに当てはまるはずです。

今回は本体のパーツ部分のトラブルを取り上げていきたいと思います。

 

「つまみを動かすとジリジリ、ガリガリ」

ポットの経年劣化。

長い間同じ位置で動かされていない場合などに出やすい傾向があります。

接点復活剤で一時的にしのげる場合もありますが、完全に直すにはポット交換が必要になります。

エフェクターに限らず、楽器本体、アンプも含め、つまみ類 (ポット) はたまにコロコロと全体を満遍なく回してあげると良いです。

限られた範囲でも全体の可動域を使ってあげることでスムーズな動きと働きをキープできます。

軽度のガリの場合はコロコロ回してあげることで回復することもあります。

 

「ON/OFF切替えでノイズが出る、切り替わらない」

スイッチの経年劣化。

踏み込んだ時に極端に過剰な力が加わると、スイッチの機構が破壊されダメになってしまいます。要スイッチ交換になります。

踏み込みはあくまでソフトに切り替えてあげると良いです。

ヴァチーン!と恨みとともに叩きつけるような切り替え方をする人をたまにお見かけしますが、スイッチ寿命は確実に短くなります。

保証期間中でもスイッチの故障は対象外のメーカーさんも多いので注意が必要です。あくまでソフトに、が理想です。

横ブレもスイッチの機構にダメージを与えますので、フットスイッチカバーをつけている方は踏む時の角度に注意が必要です。

 

「本体が動くとノイズが出る」

ジャックの経年劣化。

本体にささっているシールドを少し揺らしてアンプからジジッ、ジジジッと音が鳴るようであれば危険信号です。

接点復活剤で一時的にしのげる場合もありますが、直すにはジャック交換が必要になります。

シールドのプラグが汚れていると、エフェクター内部のジャックにも汚れが付着します。

プラグは接続前にクロスで拭いたり、なるべく触らないようにすることで手の脂や汗の湿気などから守られます。

あまりに汚れがひどく酸化している場合は、少量の無水エタノールで拭くのがおすすめです。ギターをポリッシュで磨き上げるようにプラグのメンテナンスも重要です。

どうしてもパーツ類は長い目で見ると消耗品になります。

足下で使うものなのでホコリや湿気の影響を受けやすく、経年変化で劣化していくものですが、少しのメンテナンス、使い方に気をつけることで寿命は伸ばせるものです。

思ったよりも長くなってしまったので次回、ソフト面と外的要因について記載していきたいと思います。

無駄に難しい言葉になってお送りしておりますがハードではなくあくまでソフトに切り替えていきたいと思います。

■根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザインはこちら

 

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