新年明けましておめでとうございます。ヘルニアエフェクトボードデザインの根尾です。今年もよろしくお願いいたします。
「良いエフェクターを末長く、より良い状態で使用する」というコンセプトのもとに、最新作のエフェクターボードを製作させていただきましたのでご紹介します。
エフェクターボードは pedal train / novo18 を使用しています。比較的小型ながら、スイッチャー導入時に必要な縦の長さを備えたボードです。
パワーサプライは AC アダプターの都合上、ペダルボード上部に出ています。
・KLON / CENTAUR のバッファーのみ使用したい時のエフェクター本体のOFF
・strymon / FLINTのトレモロのON / OFF
この2つの操作以外は、スイッチャーのFREE THE TONE / ARC-53M (B) で完結。
KLON / CENTAUR は踏みやすいように硬質スポンジでかさ上げしています。
ファズが最初に来るようにセパレートループを使用しているため、実際の接続順はこんな感じです。
■LOOP 5
Formula B Elettronica / MINI BENDER PRO II (ファズ)
■LOOP 1
KLON / CENTAUR (オーバードライブ / ブースター)
■LOOP 2
JAM Pedals / Water Fall (コーラス)
■LOOP 3
strymon / FLINT (リバーブ / トレモロ)
■LOOP 4
xotic / Ep-booster (ブースター)
TUNER : tc electronic / polytune 3 (チューナー)
■ ARC-53M(B) (スイッチャー)
■ PT-1D (パワーサプライ)
■ JB-21 (ジャンクションボックス)
■ CP-416DC (DC ケーブル)
パッチケーブルは CAJ x KLOTZ / PATCH を使用、プラグはスイッチクラフト、すべて専用の長さで製作しています。
xotic / Ep-boosterはACアダプターからの電源供給で18V駆動なので、音のハリ、ツヤ、抜けは 9V駆動時よりもさらに増します。
Ep-boosterを使う場合は18V供給が圧倒的におすすめです。
一部のファズはパワーサプライにもよりますが、電源供給ができないものもあります。
Formula B Elettronica / MINI BENDER PRO II は別口でACアダプターから電源供給。
長らく使用してきたヘラマンタイトンの熱収縮チューブ、インシュロック、マウントベース、クラレのマジックテープも製作にはかかせないアイテムです。
次回は具体的な使用方法、ボード組み込みのメリットについても書いていきたいと思います。