こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザインの根尾です。
先日、資材の仕入れに行ったお店の敷地内に本屋さんがあったのでついでに寄ってみました。
CDも売っておりフラフラしているとけっこう昔の初回盤が新品でゴロゴロ売ってて、なかなか迷うくらいでしたがとりあえず MR.BIG 買いました。
今回はちょっと今までにないカタチのオーダーをいただきました。完成形はコレです。
マジックテープ加工とパッチケーブルの製作のご依頼でした。
いろいろ入れ替えたり、順番変えたり自由に使えるボードということで、配線も DC ケーブルも固定なし、使う時に接続して使うスタイルです。
本気のボード組みの前に、エフェクターの組み合わせや相性をセレクトするのにも良い自由度の高いボードになっています。
マジックテープ加工はこんな感じです。
「固定しっぱなしはチューナーのみなので他は適度に外しやすいくらいで」と具体的なご希望がありましたので、固定感はあり、操作に支障なく、外しやすさもあり、くらいのマジックテープ加工にしています。
なのでチューナーはマジックテープ多め、他はやや少なめです。らーめんのオーダー的な感じですね。
パッチケーブルがこちらです。
密集していますが長さは20cm、30cm、35cm、です。
ボードはアルモアの中間サイズなんですが、このサイズだとエフェクターの大きさが変わってもこのくらいの長さでまかなえます。
アルモアの定番ボードの側面には少しずつ斜めに上がっていく壁があります。
この部分がエフェクターの位置によっては入出力を妨げたり、サプライの電源が取れなくなることがあるんですよね。
今回は PS-2C。この“C”が付く品番は、ボード面はフラット、塀が斜めタイプです。
バリエーションで PS-2NB という “NB” が付く品番は、塀にそってボード面も坂になっています。
こちらは塀がなく、かさ上げしなくていいのですが、足首が硬い人はワウがちょっと踏みにくくなる気がします。私はちょっとなりました。
さらに PS-2NB+ という、奥行きのみプラス 10cm というスイッチャー向けのサイズもあって 、PS-2 シリーズは至れり尽くせりです。
PS に続く品番の数字には 1、2、3 があり、数字が大きくなるにつれてサイズは小さくなります。
去年か一昨年か、1 よりも大きいサイズが出ましたが、なんとその品番は 0 (ゼロ)でした。斬新。
話が脱線しまくりですね、アルモア好き過ぎて…。
パワーサプライにもよりますが、その多くはベタ付けするとボードの床に干渉してしまいます。( L字のDCケーブルの場合)
なので、頻繁に抜き差しする場合はけっこう使いにくくなってしまいます。
干渉していると端子にも負担がかかるので、ちょっと高さを持たせた方が安心ですね。
そもそもベタ付けにすると、アルモアの場合はパワーサプライの電源端子が隠れてしまうので使えなくなってしまいます。
そんな理由からもサプライ側をかさ上げしています。
使いやすく、使えるようにする、そんなイメージです。
おまけ
これだけの本数を製作する時は、ストーブのふもとも大混雑です。製作時間が伸びるにつれ右目の渇きも容赦ありません。
早くあったかくなんないかな…。