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マジックテープのダメな貼り方

ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

今回もわりと少なくない質問をお答えしたいと思います。

Q : マジックテープのダメな貼り方ってありますか?
A : あります。

避けるべき場所

ボード製作時にお預かりする時、しっかり固定されてる場合もあるのですが、「こ、これは…」という場所にマジックテープが貼られていることがあります。

絶対に避けた方がいい場所は、

・ネジの上
・シリアルNo.のシール上

です。

これはどちらも万が一の故障の時、修理を受ける際に問題が出てきます。

ネジ上は、電池交換はもちろんですが、ボード製作の場合は主に電池を抜く際や、修理の場合は確実に裏蓋を開けなくてはいけませんのでマジックテープは剥がすことになります。何かと貼り直しになるのは避けたいところです。

シリアルNo.上に貼ると当然シリアルNo.が見えません。

メーカーに送っての修理時にはシリアルNo.がマストという場合もあります。シリアル面だけ紙シール、みたいな時は貼るとアウトな場合もあります。

その場合、中に手書きで書いてたりもしますが、ないこともあるので避けたいところです。

起きないかもしれないですが、いつか起きるかもしれない不具合の可能性のため、こういった貼り方は避けた方がいいです。

余談ですが、マジックテープを貼る前の汚れ取りに貼る面を無水エタノールで拭くと粘着性が高くなりますが、マジックで手書きのシリアルは一拭きで消えてなかったことになってしまいます。

塗装が弱いものは塗装が薄くなりますし、拭きすぎると地肌が出てくることもあるので、注意が必要です。目立たないところで少し試してから、少量で拭きあげるのがポイントです。

なにかあった時、故障時には外せる、修理完了時にはそのまま戻せる、その際、他の作業の必要のない状態がボード組み込みする、しないでも大事かと思います。

そこそこ多い、はみ出し

これもお預かり時にたまにありますが、本体に貼られたマジックテープが若干はみ出ていることがあります。

マジックテープは本体に貼る粘着性のあるモノで主に足元で使うゆえに、ホコリやゴミがわずかなはみ出しでも盛大にくっついてしまいます。

特にくっつきやすいのは、髪の毛、ペットの毛、謎の毛、木屑ですね。

これらは音にいい影響を与えない静電気の原因にもなってしまうので、はみ出さず、固定はしっかり、な貼り方が重要です。そんな感じです。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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