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一台持ってくならこんな歪みを

前作を観て以来、待ちに待ったレゴムービー2。公開初日に観てきました。

あまりに感動して興奮冷めやらぬまま、ちゃっかり昨日も観てきたんですが、もうなんというか前作で、え、え、えーーー!?ってなった衝撃的な展開手法を知っているので今回はさほど驚くことはないであろう、と思っていたのですが、それを最初っから見せる。

その上で、こうなるんですか!?と前回以上の驚きと感動がありましたよ。まいりました。

一番好きな映画を聞かれるとレゴムービーと答えてるんですが、「いや、まじめにさ」って言われることもあります。超まじめなんですけどね。

子どものおもちゃの映画と思うなかれ、ですよ。

わかっていると思いながらも、忘れてしまっていたなにかを気づかされることがたくさんある映画だと思います。

ブラックなギャグも盛りだくさんで、伝え方も何もかも本当、突き刺さりました。激しくおすすめです。

はー、もう観たい。

こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

今回は strymon / SUNSET のご紹介です。

strymon のラインナップは発売当初からしばらく空間系のみでしたので「この筐体で歪む」というのがなかなかイメージしにくくもあるのですが、そこはやっぱり strymon。

マジに強烈、マジに鮮烈な歪みでした。

「歪みの種類は 6 種類」

左の A と右の B、それぞれ 3 種類のキャラクターを選べるようになっています。

これがまたすごい、すごくはっきりくっきり変わるんですよね。

ソフトなオーバードライブからナチュラルなブースター、ハードなオーバードライブ、そしてちょっと違ったハードさを持つオーバードライブ、組み合わせでファズ風もいける、いたれりつくせりなドライブペダルになっています。

Aのみ、Bのみ、AとB両方、と必要に応じて ON/OFF できますので見事な多彩さです。

3 種類のキャラクター切替ができるエフェクターが 2台、1つにまとまったという感じですね。

「スイッチはいっぱい」

ですが、直感的な感覚で使えます。

背面には高域の周波数を調整するブライトスイッチと接続順を変えるコンフィグスイッチがあります。

これまたどちらも 3 種類で設定可能。

そんなにあったらこんがらがって困る!という場合はブライトスイッチは中央、接続順はA→B、これでまったく問題ありません。

興味がでてきたら使う、くらいの感覚で大丈夫です。

ブライトスイッチはハイが痛いなーと感じたら 「- (マイナス側)」にしてみたり、キレのある高域が欲しい時には「 + (プラス側)」にしてみたり、いつもと異なるアンプやギターを使う時にもプラスアルファの調整ができますよ、という機能ですね。

「効果的なスイッチ」

コンフィグスイッチは A→B、B→A、A+B、の 3 種類なんですが、これがすごいですね。

A はソフトなオーバードライブ群、B はハードなオーバードライブ群になっています。

A→B は手前のオーバードライブで歪ませてから後に続くハードなオーバードライブを重ねる、といった使い方が可能です。厚みがぐっと押し寄せる感じですね。

バッキング用は A、ソロ用で A & B なんて使い方もできますね。

B→A はハードなオーバードライブをメイントーンとして後段でさらにブーストさせる、といった使い方が可能です。歪み強めのトーンをさらにプッシュする感じですね。

そしてA+B。これが独特です。

先、後ではなくふたつが並んで同時にかかるパラレル出力になるのですが、どちらのキャラクターも鮮明に際立つ、というかソフトとハードが同時に鳴っている感じ、ですかね。

おもしろいサウンドです。ファズ風はここで作れますね。

単体A、単体B、かたっぽブースターにしての同時使用、ABで作る厚い歪みなど、一台で二役、三役と活躍してくれるとても使い勝手の良いモデルです。

「隠しコマンドも存在」

strymon と言えば、スイッチを押しっぱなしでつまみ操作するとさらに何かをいじれる、という上上下下左右左右BA 的な裏技がありますが、この SUNSET にもあります。

B のスイッチを押しっぱなしにすると A の LED が点滅します。

この状態で A の LEVEL をまわすとなんとノイズゲートの効き具合が調整できます。

っていうか、ノイズゲート内蔵って部分はもっとオープンにしてもいいと思うんですがね…。

本体に一切表記なしっていう潔さ、素敵過ぎます。こういうスタイル、好きだなー。

■根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザインはこちら

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