こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン、根尾 ブロックスキーです。
あらためてレゴムービー観たのですが、何回観てもヤバイですね。
レゴムービー2観てみようかな、って方は必ず、必ず、必ず1を観てから観てほしいです。感動のレベルが全然違います。
で、今回はコレです。
レゴムービー2のミニフィグのご紹介を1つ1つ事細かにしたいところなんですが、私がここに書くべき内容は右下に写っているエフェクターの方ですね。ウップス。
ちょっとコレだけ書いておきたいのですが、レゴムービーの時のエメット(主人公)のミニフィグはプリントがキレイなんですが、レゴムービー2のエメットのプリントはところどころかすれてるんですよね。
ギターで言うところのエイジド、なんですね。
5年遊ばれてこうなった、というなんとも芸の細かい仕様、ヤバーい。
ということで、前々から書きたかった右下のエフェクターについてです!
ネーミングがアレ過ぎて、メーカーさんから仕入れた時の送り状の品名のとこ、【 ○O○AINE 】 になってました (実話)。
さて、コンプとリミッターって何が違うんですか?というお問い合わせをいただくことも多いのですが、まずは簡単に。
どちらも入力された音を揃える役割のエフェクターではあるんですが、コンプレッサーは弱い入力は強く、強い入力は抑えて音量を設定した一直線で整えて均等にしてくれます。
対してリミッターは弱い入力はそのまんまなんですが、強い入力は抑える、これ以上出たらダメです、というピークを抑える効果になります。
リミッターかかっててスピード出ないからリミッターカットしたんだぜ、という昔聞いたようなヤンキーの原チャリの話とニュアンスは近いかと思います。
極端ですが、図にするとこんな感じになります。
クリーンでパーカッシブなカッティングしたい時はコンプがあるとかなり違いますよね。
ポップスのバッキングでよく聴けますが、コードが一つの点のような音というか、整ったシャープさはコンプならでは、ザ・コンプ!って感じですね。
極端な設定でかけて演奏を機械的にする、ってのもまたひとつのエフェクトです。
ダイナミクスバッキバキで弾きたいけど、たまに力み過ぎちゃってブーミーな音混じっちゃう、困った!って時はリミッターをかけてみるのもひとつですね。地味ですが効果的です。
私、OKKO のペダルはどれも好きなんですが、今回の画像のコンプレッサーもキテます。
もっと小さいサイズの COCA COMP というのもあるのですが、そっちの方がパワフルというか明確なパンチのある音でとにかく元気な音になる、という印象です。
○O○AINE は多彩で繊細な音、という印象ですね。
セッティング次第でパワフルにもソフトにもなる、作りこみがいのあるペダルです。
感覚的には MXR phase90 と phase100 の違いに似てるなと思いました。
○O○AINE の右スイッチ、コンプレッサーが ON の時はトレブルとベースのイコライザーも効きます。
このつまみの効きがとても良く、コンプでなおかつ音色補正も可能というのは激しくナイスです。
色をつけ過ぎず、原音に忠実でナチュラルという点もまたナイスです。
SUSTAIN はその名のとおり、サスティーンの調整ですね。
SQUASH は ~を押しつぶす、~をぺちゃんこにする、と言ったハード目な意味のようですが、コンプ感の調整です。
この2つのつまみでコンプレッサーのかかり具合をキメていきます。
○O○AINE の左スイッチはブーストです。BOOST つまみで設定したところでブーストしてくれます。
このスイッチは単体でも使えますので、コンプは OFF 、ブースターのみ使用、ということもできます。
このつまみがちょっと変わっていて、12時位置でそのまんまというかソフトに持ち上がるんですが、左側に回すと野太さが加わるミッドブースト、右側に回すと音域を特定しないフルレンジブーストになります。
この変化も見事ですので、楽器の持つ音域の特徴に合わせたブースト設定が可能です。
アンプで試すのはもちろんなんですが、ヘッドフォンでも試してみたりと環境の違う状態で色々セッティング探ってて気づいたのですが、どちらの状況でもコレ手放せなくなるかも…っていう、弾いていて気持ちいい音になるんですよね。
使用環境が違う時でも心地よいポイントが狙えるトレブル&ベース、さすが OKKO。
ネーミングにもパンチありますが、サウンドのインパクトも名前負けしてないところがOKKO らしさかと思います!