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エフェクターボードの中身【セレクト編】

こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

今回はボード製作にあたっての打ち合わせについて、どんな感じなんですか?というざっくりとしたお問い合わせをいただきましたので、そこについてちょっと私の考えを書いていきたいと思います。

「打ち合わせのお話」

まず、使用したいエフェクター、ボード内に収めたいエフェクター、すなわち『ガチで使用するエフェクター』ということになるんですが、ここを最初に決めていきます。

エフェクターが決まっていない状態でも、こんな音が欲しい、こんな音にしたいというご要望があれば何種類かおすすめをご紹介させていただくことも多いです。

そして結構みなさん、軽くてコンパクトにしたい、というご要望も多いところですね。

でも、使用したいエフェクターはそこと相反する、持っているのは全部入れたい、という場合も多いんですよね。確かに気持ちはわかります。

スイッチャーを入れる場合は音質の劣化というのはある程度抑えることもできるんですが、全部直列接続となると、どうしても音質劣化は避けられません。

エフェクターの数が増えれば増えるほど音質劣化、ノイズの要因も増えていきます。

「セレクト方法はキャンプ用品に似ています」

ここでキャンプ用品の登場ですね。

キャンプに行く時って最初はアレもコレもってなると思うんです。

ないとなんか不安、ないよりあった方がいいんじゃね?という気持ちですね。

で、結果的にけっこうな荷物になってしまいます。

でも何回も行っていると明らかに使わないモノってあると思うんですよね。車から降ろすことすらなかった、というようなモノが。

で、本当に使うモノを厳選に厳選を重ねていくと、意外とコンパクトになるんですよね。

エフェクターボードも同じです。

本当に必要で使いたいモノを厳選して収める、使うかも…というペダルは本当に必要なのかどうか、本当に使うのかどうかを今一度検討するわけです。

そして使用方法、使用頻度のアンケートですね。

・組み合わせはあるかどうか
・ON/OFF する、しないエフェクターの有無
・コレはこの位置でというご希望
・ワウは右足か左足か
・実際に踏みやすいかどうかという使い心地のイメージ

などなど、あげていくとキリがないのですが、エフェクターの内容からいろいろとネホリハホリ確認させていただいています。

キャンプで言うなら道具を車に積みこむ位置、順番ですね。

一番初めに使うグランドシートとテントが、一番奥にあったら降ろす効率も悪くなります。

厳選されたアイテムをいかに効率良く荷おろししてストレスなくスムーズにサイト設置ができるかどうかは、積み込み方にかかっています。

エフェクトボードの使い心地も同じです。

そして収めるハコのサイズを算出、各ペダルの寸法を書き出して並べていく作業です。

頻繁に入れ替える可能性がある場合は、多少の余裕を持たせたサイズのボード含め、何パターンか図面を書いています。

キャンプで言うならばこれはまさに車ですね。

キャンプに行くためにある程度荷物の積める車にする、というのは厳選したエフェクターに合ったボードをセレクトする、ということで、ここからが始まりです。

・エフェクターのセレクト
・エフェクターボードのサイズのセレクト
・レイアウトのご提案

まずはこんな流れになっています。

赤いマークは DC 端子の位置です。配置上、重要な部分です。ちょっと昔のデモボードの図面なのでかなりラフです。

エフェクターの寸法図のメモ、高さがけっこう気にする部分です。

よりイメージが欲しい方には図も描いたりします。

余談ですが昨年、実家からコレ使うか?と昔の寝袋が出てきたんですが、サイズがデカ過ぎてマジにひきました。

寝袋界のビッグマフでしたね。

現代のサイズはコンパクト(なのもある)ってとこも同じですね。

次回は細かい部分のご提案について、です!

■根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザインはこちら

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