こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
先日、ライブ会場でみなさんの足元を見ていたのですが、ボードを組んでいる方もいればボードはあくまで保管しての移動で、使用時はステージの床で組み立ててその都度セッティングする方や、一個、二個しか使わない方などかなり人それぞれでした。
そこでちょっと気になったのが接続順、チューナーの位置です。
多くの方は最初に接続している場合がほとんどだと思います。
ボードスペースの関係上エフェクターを何個か経由しての途中だったり、ワイヤレスやスイッチャーのチューナーアウトだったりとコレもまた人それぞれなんですが、最初と途中と最後にあるのではチューナーの反応の仕方が変わってしまう場合があります。
フロアタイプのチューナーは ON にするとアンプからの音はミュートされるのがほとんどです。
チューニングしたい時に真っ先に踏むのがチューナーですが、強烈な歪みをかけたままの後ろにチューナーがあるとうまく反応してくれない場合があります。
ボードを組んでいる場合、スペース、サイズ、位置関係の都合上、止むを得ない場合もあります。
そんな時は、音が出ていない状態でもチューナーの前にある歪みをOFFにしてあげると解消できることがあります。
音は出ていなくとも歪んだ信号をチューナーが一生懸命になって拾っている、ということが起こっているわけですね。
それが OFF になることで歪んでいない信号をスムーズにチューニングできるようになる、ということです。
接続した順番にかかっていくのがコンパクトエフェクターですが、音を変える効果はないにしろチューナーもそういう位置関係で働いてくれています。
チューナーは途中にいるなら手前をOFF 、可能なら一番最初が最もスムーズにチューニングできる接続位置になっています。