ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
異常に暑かった日々もあっさり終わり(なのか)、今日は寒いくらいでした。
本当にハンダの溶け方も違うってくらいものすごく暑かったです。室内の温度、大事ですね。普段の今時期はスル…スルスルスルーくらいなもんですが、最初っからシュルシュルシュルー!と溶けていくので。全然伝わりませんねコレ。
はい、今回も最近の製作例をご紹介したいと思います。
元々はサブボードとしてこういう感じで、と製作のご依頼をいただきましたが、だんだんと打ち合わせが進むうちに数も増えてメインボード2号になるかも…というおもしろい製作でした。札幌市の O 様、本当にいつもありがとうございます。
完成したボードはこんな感じになっております。
信号の流れはとてもシンプルです。
LINE6 / HX STOMP は右側面にセンド&リターンがついていますのでそこも使用しております。上と右、左側面にはMIDIとささりまくりです。こういうエフェクターってあんまりないので様子がおもしろいです。
■ conisis / Elegant Beast
↓
■ Xotic Effects / RC-Booster SH
↓
■ LINE6 / HX STOMP
・SEND / RETURN : ■ tenable.tv / 弾駆動
・OUTPUT L/MONO→アンプへ
先頭のコニシスのバッファーは打ち合わせの最終段階で追加になりました。
普段はケンパーと一緒に使用、可能であれば取り外ししやすいように、ということでしたので、マジックテープの量と貼る位置で調整しています。
ボードの左下にはMIDIコントローラーがあります。
LINE6 / HX STOMPとMIDIで接続されており、ボード内のBOSS / EV-30はボリュームペダル、画像にはありませんが、ボードの外に置くエクスプレッションペダルはワウで使用できるようになっています。かなり便利ですね。
外付けのエクスプレッションペダル用のTRSケーブルも製作させていただきました。
MIDIコントローラー側は抜き差ししやすいようにストレート、エクスプレッションペダル側はL字です。ボードの上から出て右側に設置、長さは90cmです。
ボード内のEV-30用のTRSケーブルはかさばらないように両側フラットのL字で製作しています。ゆくゆく何か追加になったりすることがあると、わずかなスペースも重要になってきます。
■ Melo Audio / MIDI COMMANDER
・MIDI OUT ↔︎ MIDI IN : LINE6 / HX STOMP
・EXP1 : SOURCE AUDIO / SA161 Dual Expression Pedal
・EXP2 : BOSS / EV-30
今回は珍しく製作途中の画像があります。
肝心のstrymon / EIAJケーブルをどうまとめてるのかがわからないので画像があってもアレですが、うまいこと小さくまとめてOjai本体を高めにかさ上げ、接続部分をかわして距離をつめています。
ギリギリHX STOMPのMIDIケーブルの抜き差しも可能なスペースを確保しています。
HX STOMPといえばパワーサプライで使用するにはDCケーブルが厄介なことになりますが、オヤイデの専用DCケーブルをすでにご用意いただいており、今回は私の出番はほぼレイアウトのみ。接続に関してはご依頼いただいたとおり組み上げる、といった感じでした。
余談ですが、この最後の画像がまさに製作中のモノなのですが、ボード製作時はキーボードスタンドを使用しています。
作業する机とは別にやや高い位置でボードを置けるので、机も広く使うことができて重宝しています。
DCケーブルの取り回しやパッチケーブルをまとめる時もボードの四方八方から攻められますので、本当に便利です。ですのでハンダを使う時以外はほぼ立ち仕事なんですよね。
完成後のチェックやセッティングもキーボードスタンドにボードを置いて行うことが多いです。
やはりここでも立っています。逆にかがんだりしなくていいので腰にやさしいのがメリット。
地震や落下が怖いので置きっぱなしにはせず、作業中以外は使いませんが、エフェクターボードとキーボードスタンドの組み合わせ、おすすめですよ。
ロックを足で踏んで高さ調整が可能な折りたたみ式、HERCULESのKS100Bを使っています。