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遊べるMXR、phase90

こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

雪が少なくてこの時期でも道路丸出し。でも夜は危険。という変な天候の北海道から更新です。

さて、今回もしつこくMXRです。コレ、本当に大好きです。老舗MXRの名機、phase 90をご紹介したいと思います。

MXR / phase 90 といえば

フェイザーといえばphase 90を思い浮かべる方、多いんじゃないでしょうか。名前を知らなくてもどっかこっかで見たことある、それほど浸透度の高いエフェクターだと思います。

で、phase 90といえばとにもかくにもヴァン・ヘイレンの愛用機として有名ですよね。のちにシグネイチャーでフランケンシュタインなカラーのEVH phase 90も出ました。

発売当時、コレはものすごい売れるんじゃないかと震えながら結構な数で仕入れましたが、けっこう(いや、かなり…)スローペースな売れ行きで当時の私の精神がうねりました。

そんなphase 90。

歴史は古く1972年、「MXR」というブランド名が付くよりも先に製作されたプロトタイプの後に「MXR、第1号機」として登場するわけです。

このサイズとカラーリングは当時強烈なインパクトがあったんじゃないかと思います。デザイン、カラー、カタチ、サイズ、質感。本当に好き過ぎてたまりませんね。

野太いフェイズサウンド

MXRの中でもフェイザーはphase 45、90、100、現在では小型のphase 95なんてのもありますが、その中でもphase 90はとくに野太いサウンドが特徴的です。

潔いというか、これしかできませんというか、つまみはSPEEDのみのワンノブ・ペダル。

これ以上ないシンプルさなんですが、これだけでも多彩な音色を持つのが魅力の1つだと思います。

昔ながらのエフェクターなので、ONにすると音がでデカくなるとか、OFFにしててもバイパスの小さいノイズが揺れるとか、気になる点もなくはないのですが、このエグみのあるかかり方はちょっと他とは違います。

洗練されたキレイにかかるフェイザーは他にもたくさんありますが、ある意味ダーティなかかり方で図太いうねり。

この揺れを生むMXR phase 90の圧倒的なキャラが、現在も定番としてロングセラーとなっている要因だと思います。

奥深いワンノブの世界

見た目のとおりつまみは1つ、SPEEDのみです。

が、どこをとっても味のあるサウンドっていうのが私の思うMXR感です。

ONにした途端に気持ち良いミドルがブギュッ!と詰まったフェイズサウンドが飛び出してくるので、まずは12時位置から始めるのもよし!

フルにして削っていったり、はたまたゼロから足していくのでもよし!

どうやっても作りやすいので、本当に自由で極めてフリーダムなエフェクターです。

つまみ12時前後の「いかにもフェイザー感」はもちろん、8時ぐらいの位置でほんの少し揺れて大きくうねる感じは、クリーンのコードストロークでも変わった感じになって楽しいです。

フルにすれば立派な飛び道具で「あの人、なにしてんの?」っていうぶっ飛び感も演出できます。

繰り返しの練習に飽きているなら

おすすめはオクターバーとディストーションとの組み合わせ。

極端に歪ませると日常を忘れられる図太さとなり、深めにミュートして弾くとフェイザーのワチャワチャ感がまとわりついてきて、アナログシンセや昔のゲーム機のような、妙に病みつきになる極太サウンドになります。

たまにはこういう変な音で毎日のクリック練習に変化をもたせてみると楽しいですよ。

弱く弾いても太くなるので、ピッキングが強い人のダイナミクス練習にもなるかと思います。

「こんなセッティング、バンドじゃ絶対使わねー」っていう変な音でするマジな練習って、個人的にはおすすめです。

遊びながら楽しんでできるので。毎回はダメですけどね。たまに、です。

単音ミュートで延々と、たまにスケールアウトした音で伸ばしたりすると、レトロなゲームミュージック感が増して、時間を忘れてしまう音になるんですよね。

フェイザーやフランジャーって「コピーバンドで再現するのに必要だから」という理由で渋々購入する方も少なくないと思うのですが、揺れ揺れウネウネするエフェクターはとにかく遊べる非日常的なエフェクターでもあるので、バンドで使わなくなってもムダにはなりません(笑)

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

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