ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
先日、うちのそこそこ近くと、わりと近くにドミノピザがいきなりできてて震えました。北海道では見たことがなかったうえにいきなり2店舗も。びっくり。
さて、年末は大掃除シーズンということでボードも大掃除するといいことあるかもしれません。
製作させていただいたボードのクリーニング依頼もたまにあったりするのですが、実際バラすとけっこうなホコリ、髪の毛、犬の毛、猫の毛、木くず、小石、よくわからない黒いの、など。いろいろ満載になっていることもあります。
この手のゴミやホコリが静電気を帯びて出音をボヤけさせる、という話を聞いたことがあります。実際、クリーニング後に音がクリアーになったという感想をいただいたこともありました。
静電気飛ばすというペダルも昔ありましたよね。けっこう高かった記憶があります。
ということで、今回はボード内のクリーニングのコツを書いていきたいと思います。
ボード面やマジックテープのメスの面は、梱包用の大きいテープなどを短く切り、粘着面が外側になるように丸くして端を合わせて輪っかにします。そこに指をはめてテシテシと軽く叩いてやっていきます。緊急時に服のホコリ取る時と同じ要領です。
大きいホコリや髪の毛系、小石などのゴミはこれでだいたいキレイになります。
結構しぶといのが木くず系です。どこで入ってくるのか、謎の木の木っ端。
先ほどのテープでテシテシしてもねじってみても浮いてこない系のゴミは、何にでも使える便利な工具「ピックツール」を使います。こんなのですね。
狭いところの配線を寄せたり、ケーブルの網状のアース線を簡単にバラせたり、ピックツールの金属部分を(傷防止のために)マスキングテープで覆えば、ハコモノのパーツ交換時のたぐり寄せもラク。本当にいろんなことに使える便利な工具です。
話がそれましたが、ボードの木くずを取る時はトゲを抜く感覚でチョイチョイひっかけて押してあげると簡単に取れます。浮いてきたらさっきのテープで取るのがラクです。
無理に引っ掛けて取ろうとすると、マジックテープのループ部分を傷つけてそれがよくわからない黒いのになってしまうのでソフトに作業します。
そんなんつまようじでよくね?となるかもしれませんが、下手すると折れるつまようじは、木くず/木っ端要因なのであまりおすすめしません。
外したパッチケーブルのプラグやDCケーブルの端子部分は、無水エタノールで拭きます。しばらく放置したシールドの曇ったプラグなども、これで拭いてあげるとキレイに復活します。コロナのせいでしばらく売り切れていましたが、今はどうなんだろ。
エフェクターにマジックテープを貼る時は、直前に接着面をこれで拭いてから貼ると良いですよ。
クロスで拭くだけではキレイにならないエフェクターの表面や、ライブ中に落ちた汗や涙がそのままになって浮き輪のようになっている汚れも一瞬でキレイになります。
注意点は、塗装の弱いモノは塗装面を剥がすことがあったり、マジックで書いてある部分は丸ごと消してしまうこともあるので、エフェクター本体のクリーニングに使う時は目立たないところで試してからの方がいいかもしれません。
換気だったり、火気厳禁だったり、素手で触ると痛くなったり、他にも注意点がありますが、これもまた便利なアイテムです。
キーポン・クリーニング。