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BOSSのウラ!ウラのゴム

ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

スウェーデン式コーヒーの淹れ方ってのを発見して、俄然やってみたくなりました。 淹れるにあたっての6ステップ。最初のステップは、

1.まず都会を離れます

なんと環境から!斬新ー!!

はい、今週はまずこちらの画像をご覧下さい。


トミカのトヨタ/ジェネオ・ハイブリッド(かっこいい)とアルミ板です。 これはやってはいけないフォークリフトの操作例の再現ではなく、今回の結論です。 それではいってみましょう。

本体ゴム・強力両面テープ・マジックテープの3層構造

エフェクターをボードに固定する際、マジックテープを使用します。 そのマジックテープ処理にダントツで時間と手間のかかるエフェクターが、何を隠そうBOSSです。

今になって隠す必要もありませんので画像を見て下さい。 こんな感じになっちゃっています。


なんでこんな事になっているかと言うと、BOSSのウラのゴムは平らではなく凹凸がたくさんなわけです。 簡単に組まれてたまるか!ってくらいの凹凸具合。

凸の部分にマジックテープを貼るだけでも地味に時間のかかる作業なんですが、BOSSのゴムはマジックテープの粘着力をナメてますので、コレだけでは簡単に剥がれてきてしまいます。

そこをねじ伏せるために、マジックテープと同サイズにカットした強力両面テープを間に挟んで貼り付けてるんですよね。 まぁ仲良くしましょうやってな感じで間を取り持ってくれます。

全面に貼ればいいのでは?という意見もありますが、ブニャブニャの隙間が気持ち悪くなるし、ウラとはいえそれは美しくないのでナシです。 普段見えない部分こそキレイであってほしい…そういうモノです。

シリアルNo.は凹の部分にあるので、ここが隠れてしまうと保証修理が受けられなくなる場合も。 なのでシリアル部分は、どんなエフェクターでもいつでもさらけ出せる覚悟でなくてはいけません。

アルミ板の登場

この作業を手っ取り早くするには、こんな製品があります。


裏蓋ごと交換することで「マジックテープ貼り放題」なスペースになります。 ネジの頭が2mmほど飛び出すのでマジックテープの固定感は若干落ちますが、便利と言えば便利なアイテムです。

施工後の失敗談

その昔、あまりにもBOSSのウラゴムにマジックテープが付かないことがありました。

その時は話し合いの結果、「ゴム部分を剥がすと金属がむき出しになるので、固定優先のそれでいこう」となったわけですが、実際にバンドリハの後に「音が違う」となってしまった事がありました。

どうも音が軽い。腰の抜けた音になる。

変えた部分はゴムだけなので、再びゴムを装着したところ元に戻ったんですよね。

「音の変化は筐体とゴムの関係からくるから、あのゴムは取っちゃいけないモノ」というこの時の教訓から、3層に貼ることを思いついたわけです。

で、先のアルミ板に話は戻ります。

大音量で比較しないと分かりにくいのですが、やはりちょっと音が軽くなる感はあります。

そこでこのアルミ板の重量を計ってみました。約30gです。 BOSSのウラブタだけを持ったことある方、いらっしゃいますか?

手持ちのSD-1で計ったところ、ウラブタ(ゴム含む)で約90gとそこそこズッシリきます。

その差、約60g。

重さで音が変わる?と思われる方も多いと思いますが、その他に理由が見当たらず。 音が変わる可能性は避けたいので、現在は凸部分にマジックテープ3層構造貼りオンリーです。

トミカのフォークリフト、約60g

最後になりましたが、最初のフォークリフト画像について。

身近に60gくらいの物がないかと計っていたところ、このトミカが約60g。 アルミ板とトミカを合わせると、BOSSのウラブタとほぼ同じ重量ということでした(笑)

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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