ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
ようやくハンダ作業時のテーブルストーブがなくてもいいかなーって気温になってきましたが、まだまだ夜は冷える札幌です。
さて、今回はそこそこ前から家にあったエフェクターをちょっとだけ紹介したいと思います。夜間など、アンプから小さい音でしか調整後の出音チェックできない時に重宝している tc electronic / el Cambo。オーバードライブですね。
tc electronic ブランドでありながらも価格にびっくりなシリーズです。とてもお求め易いエフェクターで入門用としても、基本的なことを知るのにも最適なペダルの1つだと思います。
コントロールは3つ、超シンプルです。
・LEVEL : 音量の調整
・DRIVE : 歪み具合の調整
・TONE : トーンの調整
これ以上ないほど基本に忠実なシンプルさです。
コントロールがシンプルなのでセッティングも楽です。
単体で歪ませたい場合は
・LEVEL : ★★★★☆
・DRIVE : ★★★★★
・TONE : お好みのポジション
ブースターとして使用したい場合は
・LEVEL : ★★★★★
・DRIVE : ★☆☆☆☆
・TONE : お好みのポジション
ものすごいざっくりですが、比率で表すとこんな感じです。とりあえずLEVEL、DRIVEの兼ね合いで歪み具合を決めたら、あとは楽器に合わせてTONEを好きな位置にするだけです。
比率ですので、単体の方は Lv 8 & Dr 10、Lv 6 & Dr 8 などざっくり合わせていくとお好みの音色が見つかり易いと思います。
いらない部分は削っていけば良いのでこの辺は目安、なんでも自由でOKです。
基本的にはミドルがグジューっとなる感じが心地よいペダルです。楽器が変われども TONE 調整でそのいい感じが再現できます。
グジュー。
このペダル、ON/OFF する時のスイッチの使用感が独特です。一般的に慣れたエフェクターの ON/OFF 感とはちょっと違います。
初めて見た時の「ん?」というスイッチの佇まい。踏んでする操作時と変わるタイミング、中から聞こえる音がなんか違う。
で、開けてみると中はこうなっています。
目に見えるスイッチ部分はダミー。パーツとしての「スイッチ一式」ではありません。
本来のスイッチを押す、押しボタンの役割になっています。
ON/OFFを切り替えるのはその下、小さなスイッチボックスが別にあるわけです。踏む部分のカタチは大幅に違いますが、仕組みはBOSSコンと一緒ですね。
音質については、買いやすいペダルが1つあると他のペダルの良さの理由を知る基準にもなるので、そういう意味でも良いペダルなんじゃないかと思います。この価格帯でコレっていうのは、ひと昔前から考えるとすごいと思いますが。
あとはコレ、電池のハマるところなんかも面白いんですよね。中で動かないようにホールドされる小さいお風呂みたいのが上下にあります。
で、パワーサプライで使うよりも電池で使ってあげた方がグジュ~っとキます。
グジュ~。