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スイッチャー導入時の打ち合わせ内容 その3

ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

さて、微妙にタイトルからかけ離れてきましたが、今回は「BOSS / ES-8のおもしろい機能紹介その2」という展開になっています。

キャリーオーバー機能

BOSS / ES-8のキャリーオーバーという機能について。

どちらかと言うと、ガシガシパッチを作ってプログラムをバンバン切り替える方向けの機能です。

プログラムモードのパッチ切替え時に、ディレイや深いリバーブなどの残響音を「切替え後も残せる」というものです。切替えても自然に聴こえるんですね。

通常、スイッチャーのループ内に入れた空間系エフェクターの残響音は、パッチのチェンジ後にバツっと切れます。

狙ってやる場合はいいのですが、ロングなディレイで唄わせつつも次のパッチに切替えたい時は困りモノ。

そんな時にキャリーオーバー設定をしてあげると解決できます。

切替え後のパッチにもキャリーオーバー設定を

例えばパッチ1から2に行くときにディレイの残響音を残したい場合は、両方のプリセットのディレイにキャリーオーバー設定をするだけです。ボタンも少ないので操作は簡単。

ループストラクチャ画面で設定したいループ番号にカーソルを合わせて、ENTERボタンを押すと数字の色が反転するので一目でわかります。

4のペダルをディレイ、キャリーオーバーとした場合こんな感じになります。

パッチ1の残響音は残してパッチ2ではディレイを使わない場合は、キャリーオーバー設定に加えパッチ2のディレイのループをOFFにします。

これでパッチ1の残響音を残してパッチ2にいけます。その後の演奏にディレイはかかりません。とにかく演奏に集中できるわけですね。

ロングディレイで伸び伸びさせたりリバースディレイを飛び道具的にも使う、、、という使い方もできそうです。

他のスイッチャーでは

同じことを他のスイッチャーでもできなくはないのですが、ちょっと面倒です。

例として、うちのデモボード、スイッチャーはFREE THE TONE / ARC-53M、ディレイはstrymon / TIMELINEです。

ディレイはループ内ではなく、スイッチャーの後に接続してMIDIでコントロールできるようになっています。

この場合、BOSS / ES-8のキャリーオーバー機能を再現するには、スイッチャー側のパッチ12の両方でstrymon /TIMELINE側のプリセットが同じものをMIDIONになるように設定。

これでパッチを切替えてもディレイ音が残ります。

そしてスイッチャーでプリセットを切替えた直後にstrymon / TIMELINEOFFにする、というもうひと踏みが必要になります。

さらにstrymon / TIMELINEのパラメーターのところでバイパスしても残響音を残す設定、「Persist」をONにしておかないとダメです。

同じことをできなくはないのですが、フミフミっと2回踏む必要があります。

パラメーター名は「Persist」、本体表示は文字数の都合で「PRSIST

使う方法は人それぞれ、設定も人それぞれ、使う、使わないは別として、(楽に)できるか、できないかは機材次第なところがあります。

こんな風にしたい、が出てきた時に対応してくれる機能があるってのは頼もしいものです。

ある機能も使う必要がなければ使わなければいいだけですし、機材的にできない場合は違う方法を考えたり、それはそれで楽しいものでもありますが。

ということで、他にはない機能がなかなかおもしろいBOSS / ES-8

優れたスイッチャーとしてはもちろん、いろんなことができる研究道具、実験道具、遊び道具としても使えるので、弾いてておもしろい音をつくるボードってのもアリかもしれません。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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