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大きいペダルと小さいペダル

ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

連休が終わりましたが札幌はほとんどが曇りと雨。富良野の天気を調べるのは私の日課ですが、この時期に10cm近い積雪、天気的にも出かけるなーみたいな連休でしたね。なんだか変な感じです。

さて、最近こんなお問い合わせをいただきました。

Q: 大きいペダルと小さいペダル、どちらで揃えると良いと思いますか?また、それぞれのメリット、デメリットがあれば教えてください。

やや漠然とした内容ですが、なるほどなー、とも思いました。ということで、なんとなく並べてみましたが、大きめ1個と小さいの3個、筐体サイズほぼ一緒!

好きなモノで揃えると良いと思います

以上、と終われるほど単純でもなく、考え出すと色々あるので今回はその辺りを書いていきたいと思います。

まずはサイズは気にせず、好きなモノを選んでいくのがいいと思います。

軽量化、コンパクト化が目的で、こうしたい、ああしたいという目標がある場合はそれに合わせたセレクトをしていくといいと思うのですが、

とくに決まっていない場合は好きなモノを集めていくのが良い、というか自然とそうなっていくんじゃないかと。

その後の集合体がボードになる人もいるわけですが、軽量化したいというご希望は数多くあっても振り返ってみると全部ミニサイズのって、これまでの製作ではないですからね。

大きい、中間、小さい、長い、そんな凸凹がまとまって1つのボードになっていくのがスタンダードなんだと思います。

小さいサイズのデメリット

とりあえず単体で床置きで使う時、小さいペダルのデメリットはこんな感じかと。

1. 電池が使えない(のもある)
パワーサプライ、もしくはACアダプターが必要になります。大きいのでも電池が使えないのはありますので、これはどちらもアレですね。

2. 位置が安定しない
床の素材にもよりますが、小さく軽いペダルはパッチケーブルの長さによって位置が安定せず、あっちこっち行きぎみになることもあります。先頭が小さいエフェクターだと、動きまくる人はシールドに引っ張られて動いちゃうこともあります。あくまで比較ですが、普通サイズ、大きいサイズのはある程度踏ん張ってくれます。

3. 転がりぎみ
横幅が狭く背の高めのタイプはON/OFF時にズルッといってしまうこともあります。

1はゆくゆくボードを組みたいなーという場合はいつかサプライは必要になるのでデメリットでもないのですが、その分の出費も同時にくる、ということですね。

2、3はどんな方法でも固定することで解決はします。

各ジャンル、買い換えることのないモノで

オーバードライブ、ディストーション、コンプレッサーにコーラス、ディレイ、リバーブにワウ。定番どころはそれぞれ買い換えることのないモノで最初から揃えていけると結果的にお財布にやさしいものですが、なかなかそうもいかないのがエフェクターの恐いところ。

歪み系はとくにですが、複数個持っていてもまた欲しいのがチラチラと出てきたり、欲しいエフェクターを買うために何か手持ちのを売って後から微妙に後悔したり、昔からそんな繰り返しをしてきた気がしなくもないですが、よほど使わないってならない限りは売らないのもこれまた結果的にお財布にやさしい、と思うようになりました。

若い頃、Buddaのブースター付きワウを出品するとすぐに沖縄に飛んでって代わりにダンエレクトロになったのですが今はそれもなく

その後、通常のBuddaワウを後輩から買ったり、何をやっていたのか私は。

そんな似たような話たくさんでお客様と盛り上がれるのもエフェクターのおもしろいところかもしれません。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

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