ブログコンテンツ

パワーサプライの入れ替え

ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

今回は最近の製作からご紹介したいと思います。

以前より組み込みさせて頂いているボードで、パワーサプライと一部ペダルの入れ替えです。

ACアダプターの撤去やDCケーブルの新たな取り回しが必要になるので、全部バラして再び組み直し、元のACアダプターの隠し場所など、過去の作業内容が見えてなかなか新鮮でした。

strymon / Zuma R300 & Ojai R30を使用した「スタック式パワーサプライ」の導入は3例目となります。

全体図はこちらです。

 

ボードについて

エフェクターボードはARMOR / PS-2NB+ですね。サイズは551 x 441 mm。

ARMORはラインナップが色々ありますが、コレはなかなか異色のサイズ感で、通常のPS-2NBにおよそ10cmの奥行きをプラスしています。

ラインナップが色々あると書いておきながら、この奥行きだけをプラスできるのはPS-2シリーズのこれだけなんですよね。

これよりも小さいPS-3でも奥行きがあれば、小型スイッチャー&少数精鋭ペダルがアリだと思うのですが、ないんですよね。

ARMORは品番が大きい数字になるにつれて、サイズがダウンします。

それまで最大だったPS-1シリーズを超えるPS-0 (ゼロ)は880 x 440 mmの過激なサイズです。

もはや凶器ですね。

脱線しましたが、このPS-2NB+はスイッチャーありのボードはもちろん、空間系だけ中型マルチ、巨大なプリアンプをご使用の方にもおすすめのサイズです。

接続順と信号の流れ

■ギターから
・FREE THE TONE / JB-21 / INPUT / 外側
(ジャンクションボックス)

・FREE THE TONE / JB-21 / INPUT / 内側
(ジャンクションボックス)

――――――――――
・FREE THE TONE / ARC-53M / IN-5

・LOOP 5 : BOSS / PS-6 Harmonist
(ピッチシフター)

・FREE THE TONE / ARC-53M / OUT-5
――――――――――

・Bear Foot / Pale Green Compressor
(コンプレッサー)

――――――――――
・FREE THE TONE / ARC-53M / HTS IN
(スイッチャー)

TUNER : tc electronic / polytune 3 mini (チューナー)  
LOOP 1 : VEMURAM / Jan Ray (オーバードライブ)
LOOP 2 : Bob Burt / BBOD (オーバードライブ)
LOOP 3 : Bob Burt / AH-1 DISTORTION (ディストーション)
LOOP 4 : Radial / VIENNA CHORUS (コーラス)

・FREE THE TONE / ARC-53M / OUT
――――――――――

・FREE THE TONE / FT-1Y FLIGHT TIME
(ディレイ)

・FREE THE TONE / AS-1R AMBI SPACE
(リバーブ)

・FREE THE TONE / JB-21 / OUT / 内側
(ジャンクションボックス)

・FREE THE TONE / JB-21 / OUT / 外側
(ジャンクションボックス)

■アンプへ

と、こんな感じになっています。

前々回のメルマガ(⇒こちら)で紹介した製作ボードのスイッチャーと接続方法が異なります。今回はLOOP 5をセパレートとして使う、という方法です。

2種類のスタンダードな接続方法ですので、比較して合わせて読んでいただけると嬉しいです。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

関連記事

  1. シールド不具合の速攻チェック方法
  2. DULCET MASTERS のためのエフェクターボード
  3. やっぱり欲しい、MXR ROCKMAN X100
  4. フロアタイプのプリアンプ「HOT BOX 3」
  5. あるのとないのとでは大違いなリバーブ!
  6. お好みの長さで、オーダーシールド
  7. “mono” 製エフェクターボード、初入荷
  8. スイッチャーと MIDI のあるボード製作

最近の記事

PAGE TOP