サッポロのヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
先日サッポ●ファクトリーに行ったのですが、駐車場がなかなか空いておらず、いつもはほとんど行かない方まで行って駐車したらば、隣の車が楽器店時代の後輩の社用車。。。おぉ…と思っているとその直後に後輩本人が現れてなんたる偶然!と再会しました。
なかなか会う機会もつくれないような現代ですが、久々に親しい人と会うと嬉しいもんですね。
さて、今回は前回のなんとなくな続きと言うか微妙に似たお話。
「かさ上げと詰め方」をちょっと違う方向からお話したいと思います。
こちらですね。写真が大変昔のモノですが、私が2番目にいた(今は無き)楽器店での写真です。
当時は今と違ってお店での打ち合わせだったので、モノがない場合は同じ寸法の店頭品を並べてたりしてました。これはとりあえず置ける状態ですね。
で、一気に省いていますが、これが製作が完了した状態です。
手前はパッチケーブルのプラグが2個並ぶと入らないので、互い違いに上下高さを変えて本来2個の部分を1個のスペースにしています。本当にギリギリな場合の横幅を詰める方法です。
先の上の画像ではワウは手前に置けていましたが、実際接続するには上の方にずらしてワウのスリムな部分でプラグをかわさないとダメ、という例でもあります。
これは移動時の画像です。
AB-Y BOX からワウへのパッチケーブルは抜いています。この部分が常時接続だとフタが閉まらないんですよね。その辺りも打ち合わせで前もって決めています。
地味に肝心と書きましたが、製作途中で一番確認する作業といっても過言ではないのが、この「閉まる」です。
かさ上げして入ったけどフタが閉まらないじゃ意味がない、、、というかアウトですからね。
かさ上げして、
・まずは「置ける」
・接続して「入る」
・最終的に「閉まる」
を確認してから、隣り合うパッチケーブルの長さを合わせて製作しています。
隣り合うエフェクターの組み合わせによってはかさ上げできないのもありますし、そもそも巨大なエフェクターはベタ置きでギリというのもあります。
これまた私と一部の方にはなつかしい写真が出てきました。ボードサイズ比較時の図です。
今でこそパソコンで寸法を出してやっていますが、当時は販売したGibsonの空き箱をカットしてボードサイズで線を引いて、「これならこっちのサイズになりますねー」なんてやっていました。
現物がある場合は結局コレが一番早いアナログ手法。この比較用Gibsonダンボールシートは今もまだ持ってますw