札幌のヘルニアエフェクトボードデザイン、根尾です。
長らくJAMESONが好きなのは変わりないのですが、それを超えるお酒を最近知りました。
アルコール度数が50.5%、寒い時なんかはとくに一気にカーっとくるのでヤバいですね、ストレート。冬キャンプにはもってこいなんじゃないかと。
さて、今回は初回製作が遡ること2014年。
その後も入換え、組換え、配置換えと長い期間ご愛用いただいており、おそらく私の製作の中でもっともハードにご使用いただいているエフェクターボードのご紹介です。
ボードの外側も撮影したくなるほどのこの貫禄。酷使しても一切ガタのこないアルモア、すごい。
このボードは日本各地でライブ活動をしている、Wolfgang Japantour、Motivelessのギタリスト、WAKAさんのボードです。いつもありがとうございますー!
今回は一部入れ替えでのお預かり。入れ替え時は基本的に毎回全体のクリーニングも行っております。
齢のせいか、性格なのか、肝心なことをつい書き忘れてしまいがちな私ですが、ホコリや髪の毛などが帯びる静電気を除去することができるため、音がクリアーになるというメリットがあります!(すごい大事なところ…を書き忘れる)
定期的にクリーニングすると、見た目だけではなく音的にも良い状態を保てるわけですね。
で、本題です。
このボードは初めから2つのバンドで対応できるように、接続の変更による使い分けができるという仕様になっています。
ギターからは ART / Cool Switch (A/B-Y BOX) に入力です。
ここから二手に分かれます。
■ ART / Cool Switch
● Output A
↓
・BOSS / OC-3 SUPER Octave (オクターバー)
↓
・MXR / M-80 bass d.i.+ (プリアンプ)
↓
・tc electronic / DITTO LOOPER (ルーパー)
↓
■ ベースアンプへ
■ ART / Cool Switch
● Output B
↓
・BOSS / TU-2 Chromatic Tuner (チューナー)
↓
・ OKKO / DOMINATOR (ディストーション)
↓
・ BOSS / CH-1 SUPER Chorus (コーラス)
↓
・ BOSS / DD-3 Digital Delay (ディレイ)
↓
・ xotic / Ep-booster (ブースター)
↓
・ strymon / blue sky (リバーブ)
↓
■ ギターアンプへ
二手に分かれたエフェクターの信号はそれぞれギターアンプ、ベースアンプへ入力。A/BではなくYで使うわけですね。ベースレスのバンドで音の厚みを稼ぐ仕様です。
完成時のアンプを2台使ってのサウンドチェックが分厚く強烈ですんごい楽しいんですよね。エフェクターっておもしろい!ってなる瞬間でもあります。
続いてギターアンプのみ使用する場合です。
この時はART / Cool Switch (A/B-Y BOX) は使用しないのでBOSS / TU-2 へのパッチケーブルは抜いて、ギターを直接入力します。
■ ギター
↓
・BOSS / TU-2 Chromatic Tuner (チューナー)
↓
・ OKKO / DOMINATOR (ディストーション)
↓
・ BOSS / CH-1 SUPER Chorus (コーラス)
↓
・ BOSS / DD-3 Digital Delay (ディレイ)
↓
・ xotic / Ep-booster (ブースター)
↓
・ strymon / blue sky (リバーブ)
↓
■ ギターアンプへ
接続ラインは同じまま、入力部分だけ変わる感じです。OKKOが強烈なのでアンプはジャズコでOKという仕様になっています。
実はこのボード、現在に至るボードを組む、というきっかけになったボードでもあります。
だいぶ長くなってしまったので、その辺りについては次回書きたいと思います。
ということで、WAKAさん、本当にいつもありがとうございます!
★ おまけ ★
写真撮影時のシートを押さえてくれるお手伝いさんは基本酒瓶です。かなり昔にいただいた左のはアルコール度数なんと51.5%、これ本当においしかった…。
密造酒風の瓶は注ぎづらさNo.1、酔うとテーブルに飲ますハメになる形状でナイス。