札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
なんで小さいフライパンばっかでてくんだ?検索ワード、スキットルとスキレットを間違えるのはキャンパーあるあるなのかもしれない…、と勝手に思う寝る前の携帯。買わないんですけどね。ちょっと見たいだけで、えぇ。
さて、今回のエフェクターボード製作のご依頼は久々の札幌からでした。
引き取り時は高校時代よく通っていたなーという街の近くで懐かしく、お会いしてお預かり、納品時は実際に音出ししながら直接説明できるのは嬉しいもので楽器店にいた頃を思い出しました。
allureのギタリスト、しおたに様のエフェクターボードを製作させていただきました。本当にありがとうございます!
札幌市内に限らず、北海道内であればちょっと検討しているので実際にお会いして話だけでも聞いてみたい、どんなもんか打ち合わせをしたい、なんていうご希望がございましたらメールにてお気軽にご連絡ください。普通にお伺いします。札幌から遠方、大歓迎です(キャンプ口実)。
今回使用したエフェクターボードは PULSE / EC08 です。
サイズは W800 x D400 x H100、内部寸法が10cmと高め、配置、設置の自由度も高い大型ボードです。最終的なレイアウト図がこちらですね。
信号の流れはこんな感じです。
■ ギター
↓
■ BOSS / GX-100 (マルチエフェクター) : INPUT
・SEND
↓
■ One Control / Chamaeleo Tail Loop Mk II : NBUF IN
Loop 1 : 1995fx / Clarity (オーバードライブ)
Loop 2 : empress effects / distortion (ディストーション)
Loop 3 : fulltone / OCD (オーバードライブ)
Loop 4 : electro-harmonic / Ram’s Head Big Muff π (カオス)
■ One Control / Chamaeleo Tail Loop Mk II : OUT
↓
■ BOSS / GX-100 (マルチエフェクター) : RETURN
・CTL 3,4/EXP 2 → BOSS / FS-7
・OUTPUT L/MONO
↓
■ WALRUS AUDIO / DESCENT (リバーブ)
↓
■ アンプ
マルチエフェクターを中心に歪みはセンド&リターンにかませたスイッチャーで操作する、多彩な音色のマルチxコンパクトのボードです。
歪みをスイッチャーにまとめることでノイズ対策になりますし、バリエーション豊富な歪みを手前で操作できます。
今回は元々他のボードに組まれておりましたモノをばらして新たにご購入いただいたボードで接続順はそのままに最初から製作させていただきました。
エフェクターのクリーニング後、マジックテープ関係はすべて貼り直しています。
全体がこんな感じですね。BOSS / GX-100はボードの内寸ギリギリまで、後段にある WALRUS AUDIO / DESCENT もかさ上げしています。
左から。
右。
後ろー。
使用しているプラグは外見が完璧に一緒でつなげた状態だとわかりませんが、BOSS / GX-100 と BOSS / FS-7 はステレオプラグ、TRSケーブルを製作して接続しています。
先週のメルマガでチラリと画像を出させていただきましたがパワーサプライはVITAL AUDIO / POWER CARRIER VA-08 Mk-II です。
9V、12V、18V、切り替えできるDC出力 (A、B) が2口ありますのでそこには 9~18Vに対応しているエフェクター、1995fx / Clarity と fulltone / OCD につながっています。
切り替えスイッチは背面にありますので瞬時に電圧をいじれるようになっています。
突如話変わる上にちょっと昔のお話でアレですが、まさか fulltone が終了なんて残念ですね。ニュース見た時は震えました。アレ手放さなきゃよかったなーと少し後悔。(→記事はこちら)
はい、戻りまして BOSS / GX-100 は専用ACアダプターを使用しているため、ボード稼働にはコンセントは2つ必要、という電源周りになっています。
と、こんな感じで製作させていただきました。
しおたに様、ご依頼いただき本当にありがとうございました!