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ガリを直すにはシャンプーしてからのリンス!

こんにちは、リペアショップ小岩Funk 河田 健太です。
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中学1年の時に友達がふと、「なぁ、シャンプーする前にリンス使っとるだけど、あれって意味あるか?」と聞いて来たので、

「いや、順番逆だし、てかお前ボウズだん! 」

と、なった事を思い出しました。


前回はジャックの事を話したので、今回も電装系の事を話そうかと思います。

ボリュームやトーンのポットもよくトラブルになる所ですね。

ここのトラブルもジャックと似ているんですが、

・ガリが出たり接触不良で音が出ない時がある
・ナットが緩んで回ってしまって線が切れたり他の所に接触している
・固着してしてしまって回らない
・ボリュームが0にならない

等があります。

ガリが出ると皆さん例によって、接点復活スプレーをブシューとされると思うんですけどここも注意が必要で、ホコリや汚れで接触不良が起こりガリってる場合と、磨耗で炭素皮膜が削れてガリってる場合があります。

復活材は結構ベタついて残るので、汚れでガリってる場合に復活材を吹いてしまうと汚れをポット内に残してしまって良くならない場合があります。

なので、最初は洗浄剤でクリーニングしてみて、ダメなら復活材という流れがオススメです。

シャンプーしてからリンスと同じ流れですね。

が、洗浄剤も洗いすぎてしまってポットのグリス成分までクリーニングしてしまい、カサカサにしてしまったり、回りが軽くなりすぎてしまうパターンがあるので、程々の使用が良いと思います。

シャンプーも洗い過ぎと頭皮がカサカサになりますよね。


そして、ナットの緩みにはいつもの〜〜!!!

緩みに菊。(そしていつもの座布団1枚!by山脇オサム)

固着の場合は潤滑剤を塗布しておくと直る場合がありますが、ほとんどの場合交換してしまった方が早いです。

ガリは復活材等で一時的に良くなったな〜と思っていても、1週間後位に再発するケースも多いです。

ポットも消耗品ですので、ビンテージ品等でオリジナルのこだわりがあるとかでない限り、交換してしまった方が良いと思います。

どうしても保守したい場合、分解してカーボンを塗り込んだり接点部分を磨いたり補修したりする事も出来なくはないですが、かな〜り大変です。

そしてボリュームが0にならないポット、

これは不良品です。たま〜に当たります。

珍しい物に当たったと思って、宝くじでも買いましょう。

トーンポットになら使えるので、そんなに落ち込む必要もありません。


ところで、冒頭に登場した友達は中学2年の中程には髪を伸ばし始め、シャンプー、リンス、更にはムース、ジェルを使いこなしてバッチリキメキメのモテ男になりました。

皆さんも接点復活スプレーを使いこなしてモテ男になりましょう。

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