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配線材とサウンドの関係

鳥取の野菜マジ美味い。

こんにちは、リペアショップ小岩funk河田 健太です。

たまに母が地元の野菜送って来てくれるんですけど、ホントおいしいんですよね。「え!?これ同じか白菜か!?」ってくらい東京のスーパーのものと味が違う。

「1番は銀、2番は銅」

さて、もう少し配線関係の話を詰めてみようと思います。今日は配線材そのもののお話です。

配線材は電気信号を通すパイプの役割で、電気を通すものなら一応なんでも使う事が出来ます。

服をかける針金のハンガーを配線材に使ってる動画を見た事があります。それはかなりクレイジー。

よく電気を通す金属として、1番は銀、2番は銅です。

一般的にギターの配線に使われる材としては圧倒的に銅が1番多いです。

何故1番良く電気を通す銀を使わないのかと言うと、銀は圧倒的にコストがかかるからです。電気を通すところ全てに銀を使っていたらギターより高価になってしまいますからね。

ただ、銀や金、はたまたプラチナ!?などで作られているケーブルも存在はしています。ですので、お金持ちである皆さんは替えてみるのも面白いかと思います。

俺の配線材は金のネックレス!ギラッギラの音になりそう。笑

 

「サウンドのイメージ」

例によって配線材でも音が変わります個人的にはコンデンサより変わります。

コンデンサが「マナカナ」くらいの違いであるとすると、配線材は「おすぎとピーコ」くらいの違いは分かると思います。

え!?そんなに変わらんやん、と思う人もいると思いますが、、、。

1番交換して変化を感じられる場所としては、ジャックに繋がっている所の配線です。ここはモロに信号が通っている場所だからです。

前回の例によって、トーンに行ってる様な所はあまり変化を感じれないと思います。

配線材も世の中には無限に種類がありますので、ザックリと傾向と対策をご紹介します。

・素材
・撚り(より
)線か単線か
・太いか細いか
・メッキがしてあるかしてないか

大まかにこんな種類分けが出来るのではないかと思います。

市販のギターの内部配線材は、基本的には銅の撚り線でそこそこの細さでメッキなしが多いですかね。アースの線には錫(すず)でメッキされた単線が使ってあったりする事もあります。

・銅には無酸素銅といって導電率を高めた音響用の銅もある(銀は高音がものすごく出て来る印象)

・単線は音がクリアで高音が出てくる印象だが、取り回しが悪く、曲げたりすると折れやすい

・線は太ければ太いほど低音が出る傾向

・メッキがしてある方が高音が強く銀メッキだとさらに高音が強調される

こんなイメージで大体合ってると思います。

 

「サウンドにも恥じらいが必要!」

と、言うことは!

ぶっと〜い単線使って銀メッキしたらめっちゃくっちゃ音良くなるんだろ〜!

と思った方!

それはそれで間違いではないのですが、ギターには全く合わない音になります

なんというかクリア過ぎてつまんないというか、いらない音まで出すぎるんです。

恥じらいが無いとつまんないというか、いきなりフルオープンされちゃうと引いちゃうというか、そんな感じの音。いやらしさが無くなってしまうんですね。なんの話!?

いや、何が言いたいかっていうと、白菜は産地によって味が違うから色々食べ比べてみると楽しいですよ、って事です。笑

書くことが多過ぎるので次回に続きます。

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