こんにちは小岩ファンク河田健太です。
とあるライブバーのカウンターに貼ってあったホワイトボード。
うんうん、いるよね。こういう人。
はい、今回も弦のお話していきましょう!
そもそも、弦うんぬんも大事なんですけど、非常に重要な話を忘れていました!
「弦の張り方」ですね。
まあやり方は色んな所にのってますし、そんなもん今更ええわいって方も多いと思うんですけど、弦交換はギター弾きの基本であり原点ですからね。料理でいうと包丁研ぎ、お寺でいうと雑巾がけみたいなもんです??
理想としては、ペグのポストに2~3巻きが良いと思います。多過ぎず少な過ぎず、何事もほどほど、コレ大事。
多過ぎるとチューニングの狂いの原因になりますし、少な過ぎるとほどけてしまいます。
そこで肝心なのが「どこで切るか!」になってくるんですけど、よく聞くパターンは「ペグのポスト何個分」ってやつですね。
これ、確かにそれで全然良いんですけど、レスポールの6,1弦だとポスト1~2個分はすぐ分かるんですが、3,4弦だと「おい!もうポストねーし!」ってなっちゃいますよね。
まあ、大体で分かればいいんですけどね。笑
ここで僕が推奨したいのが、フレットの間で測る方法です。
例えば弦をポストに通すタイプのペグだと、
・巻き弦側は1フレット分
・プレーン弦は1フレット半分
一度ピンと張ってから、
1フレット分引っ張って余らせて、
そこで弦を折り曲げて、
下側に巻いていきます。
ポイントは、半回転~1回転分くらい巻いたらテンションをかける事です。
引っ張りながら巻く。そうするとキレイに巻けますからね。これでちょうど2~3巻き分になります。
ストラトのペグなど、先っぽを差し込むタイプはフレット半分ぶん増やしてパチンです。
テレキャスのペグ、先っぽ差し込みタイプ。
いわゆる「マーチン巻き」と言って、1回弦を結んでから巻くようなやり方もあります。
これは、解けにくくなるので巻き数も少なくできる、というようなメリットがあったりしますが、僕は弦を外す時が若干めんどくさくなるのであんまり好きじゃないんですよね~。
10~15に1人位はこの巻き方をしてるような気がします。
先に紹介した2~3回巻きで、弦が解けて外れてしまった!というトラブルが起きた事は一度もありません。
昔は「弦の品質の問題」で結んでロックしないと外れてしまうトラブルがあったようですが、今の弦は大丈夫です!
安心して普通に巻いて下さい!
ちなみに1回上に巻いてから下に巻いていくやり方は「ギブソン巻き」というそうな、、、。
く~、なんか新しい巻き方、考案してぇ~!
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