こんにちは、最近イモの天ぷらの美味しさがわかるようになりました。
リペアショップ小岩funk河田 健太です。
しばらく配線関係の話が続いてますが、まだ続きますよ!笑
色んな電装パーツの話をして来ましたが、今回は「実はコレが1番重要なんじゃない!?」という作業。
「ハンダ付け」です!
そもそもコレが上手く出来ないと、パーツの良さを全く生かせないばかりでなく、音が出なくなるなどのトラブルの元です。
せっかく良い魚でも包丁が切れないと、お刺身は台無しになってしまいますからね。
半田不良で修理が入ってくるケースもかなり多いです。皆さんもトラブルが起こる前にぜひチェックしてみて下さい。
悪いハンダ付けの例として、イモハンダや天ぷらハンダがあります。
非常に食欲をそそるネーミングですが、ギターとしては美味しくないパターンのやつです。
悪いハンダ付けの例を自分で撮ろうと思ったんですが、わざわざ下手にやるのって難しい(汗)。今さら自転車下手に乗れないですもんね!
今回は分かりやすくするために配線材なしで撮ってみました。
■イモハンダっぽいもの
モリモリに乗りすぎてしまって、端子に上手く馴染んでない可能性があります。
■天ぷらハンダをっぽいもの
これもキレイにハンダが流れてないため、端子と馴染んでない可能性アリ。
■良い例
最小限の量で美しく端子に馴染んでいる。
イモって、「このイモ野郎!」とかあまり良い表現に使われないですよね。垢抜けてないって意味ですかね。イモ美味しいのに。
ダメなピッキングの例として「イモピッキング」とかあっても良いかもしれませんね、山脇先生どうでしょう?(今年は「神ってる」じゃなくて「イモってる」で行きましょう。by山脇)
こんな感じになってるパターンもあります。
■正に首の皮一枚、撚り線の1本で繋がってるパターン
一応音は出ますが、伝わる情報量が少なく、ちょっとした動きで切れて音が出なくなる場合アリ。
■ハンダの量が多すぎて垂れて、木や導電塗料に接触してしまうパターン
導電塗料に接触している場合は音が出ない、もしくは非常に小さい等になっている場合アリ。
こういうのは安い外国製ギターに多いかもしれませんね、つくりが雑!って感じしますよね。
実際、アマチュアの方がやった配線をやり直すだけでビックリする程音抜けが良くなる事もありますので、中古のギターなどでアマチュアの手が入ってそうなギターは一度チェックしてみても良いかもしれませんね!