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ピックアップの磁石の秘密をピックアップ!

バッサリ髪切りました!今までかなりロン毛だったんで、知り合いに会っても誰だか気付かれません!人は髪で人を識別しているのかもしれません!笑

こんにちは、リペアショップ小岩funk爽やか河田 健太です。(写真は切る前)

 

「アルニコとフェライト(セラミック)」

はぁはぁ、ピックアップ話もかなり続いてきましたね。そろそろピックアップは一回休憩しようかな!笑

さて今回は磁石のお話です。

ピックアップに使われる磁石の種類としては大きく分けて2つあります。

アルニコとフェライトです。

アルニコとはその名と通りといいますか、アルミ、ニッケル、コバルトの合金、頭文字を並べた名前となっております。

■ハムバッカー用のアルニコ磁石

フェライトは酸化鉄を主原料にして固めたものを着磁したものです。セラミックと呼ばれていたりもします。見た目的には、黒っぽくて固めてあるな~!って感じです。

■フェライト磁石(ギブソンピックアップから外したもの)

エレクトリックギターが開発された当時はアルニコ磁石の方が主流だったため、ビンテージピックアップやスピーカーにはアルニコが使われている事が多いですね。

アルニコの中にも種類があって、アルニコ2とかアルニコ3とか、番号が付けられています。

ギターのピックアップでよく使われているものはアルニコ2とアルニコ5です。

25以外はあまり目にしませんが、アルニコ3,4,8が使われているピックアップも存在します。

 

「数字が大きくなるほどパワフル」

型番によって何が変わるのかというと、金属の配合比率です。

基本的には数字が大きくなるほど磁力が強くなるのですが、なぜか3の方が2より弱いみたいですね。

ご想像の通り、磁力が強い方が弦振動を拾いやすいのでパワフルなサウンドになります。

ラーメンの麺で言うと、水、小麦粉、かん水、の分量です。またラーメンの例えかい!

でもこの配合比によってモチモチの太麺になったり、細麺にぴったりの配合なったりする訳だから例えとしては相当似てますよね!?笑(素晴らしい例えだ!by例え説明推進委員会幹部 山脇オサム)

シングルコイルピックアップの裏にこういうの(下図)が付いているとフェライト磁石のピックアップです。ポールピースそのものに磁力はありません。

シングルのアルニコピックアップはポールピースそのものがアルニコ磁石になっています。

見た目でアルニコ2とか5とか判断することは出来ないので、カタログなどに記載されている情報を参考にするしかないですね。

ちなみに下の画像は「VANZANDT(ヴァンザント)」という有名なピックアップの裏側です。

 

サウンド的には、非常にザックリで主観的ですが、アルニコはピッキングのニュアンスが出やすく立体感のある音、フェライトは良くも悪くも平坦な印象でハイパワー系のピックアップに使われている事が多いですね。

フェライトの方が価格が安いので安価なピックアップに使われがちですが、安かろう悪かろうではないと思います。

みなさんも自分のギターのピックアップにどんな磁石が使われているか知っておくのも良いかもしれませんね!

ちなみに山脇さんのストラトのピックアップはアルニコ5です!(河田特製ピックアップに変えたのだ!高音弦の出力バランスが良くてコードの鳴りがキレイ!by山脇オサム)

■河田健太の完全メンテナンスコースはこちら

 

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