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レリック加工とは!?

よく地方からも修理の依頼をお受けしているんですが、ハードケースの上から厳重にプチプチで梱包してあるパターンがよくあるんですね。

ハードケースって元々ギターを安全に運ぶためのケースですよね。でも更にそのケースも傷を付けたくない!という梱包。

もちろん大事なケースなのでそれはわかるんですよ。

あと今はケースが傷付いた!ってクレームがあるから運送屋が取り扱ってくれなかったりするんですよね。

前にお客さんで、新品のハードレリックのギターを買ったんだけどスタジオに持って行って傷付けたくないから、「お出かけ用の新品のギター買いました!」って人がいて、なんのこっちゃ!って密かに思いました。笑

この感じですよ。まあ気持ちはめちゃくちゃわかるんで微笑ましいかぎりなんですけどね。

そこで僕は考えました。

ギターハードケース用ハードケース!

これは売れる!!!

こんにちは小岩ファンク 河田健太です。

「ぼくの楽器、ズタボロにしてやって下さい。」

こういうオーダーを受けた事があります。

今回はレリック加工のお話です。エイジド加工とも言いますね。要は新しいギターをヴィンテージギターの見た目にしちゃおう!って加工です。

ジーパンなんかでも新品はなんか恥ずかしい!って事で最初から色落ちしたやつとか破れてるやつ売ってますもんね。

流行りだしたのはここ10数年前位で割と最近じゃないでしょうか。

今では色んなメーカーが傷つけたり、錆びさせたりしたボディやパーツを販売していますね。

■レリック加工してあるMJTのボディ(新品)

ウチは基本的にレリック加工は受けていないんです。

イメージと違った、となってしまうと取り返しが付きませんからね。

あと基本的にレリック加工というのは、ヴィンテージギターのリペアの時に新しくなっちゃった所の違和感をなくす為の技術ですので、基本的には自分で使い込んでいって味を出して欲しいな、という気持ちがあるからですね。

でもその時は自分の大事な楽器を、「どうしても僕をグッチャグッチャのメッタクッソにして下さい。文句は絶対言いません女王様」との事だったのでお受けしました。

レリック加工の最重要項目

まず、これをやるにあたって1番重要なのは塗装です。

「ラッカー塗装じゃないと上手くいきません」

よくオークションやリサイクルショップなどで、うわーやっちゃってんな~って感じの、レリック加工失敗してただのボロボロになったギターを見かけますが、あれは厚いポリ塗装を見よう見まねでやってみようとした結果です。

市販のギターは大半がポリ塗装です。

自分でやってみるDIYスピリッツは応援しますので、やってみたい方はまず塗装を確認して、ポリ塗装であれば、まずは剥がしてラッカーに塗り替える事をお勧めします。

剥がし作業は地獄ですけどね、、、ニヤリ

⇒参照記事はこちら

塗装の確認方法ですが、ピックアップキャビティなどの見えない所にラッカーシンナーを垂らしてみてください。

塗料が溶けるようならラッカー塗装です。

トップコートだけラッカーのパターンもありますので気をつけて下さい。

ポリだと出来ないわけ

なんでポリはダメかというと、前回までに書いた通りポリ塗装は丈夫すぎるんですね。

ポリ塗装はプラスチックのようなものなので、ボディの傷の部分なども割れて剥がれた!って感じになってしまいますし。

クラックも入りません。

■ビンテージギブソン ラッカーのクラック

ポリ塗装でもそれっぽくは出来なくもないかと思いますが、わざとらしさは出てしまいます。まあポリでも塗装が薄ければ多少はいけるかな~。

気合いを入れて上から塗装をすればそれなりの年季が入った色にする事はできます。が、塗装の剥がれの再現はかなり難しいです。

うわー長くなって来ちゃったので次回に続きます~。

■河田健太の完全メンテナンスコースはこちら

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