ハンバーガーの肉の事、パティって言うんだな、、
こんにちは、リペアショップ小岩funk河田 健太です。
てっきり、ハンバーガーって言うくらいだから肉はハンバーグと言うかと思ってました。パティって呼び慣れてないから注文するときなんか恥ずかしいんだが、、、。
さて!今日はハンバーガーのお話!ではなくハムバッカーのお話をもう少し掘り下げてみましょう!
フェンダーの初期のシングルコイルは8,000〜9,000巻きくらいであると書きましたが、ギブソンのシングルコイルであるP-90は約10,000巻きです。
あのファットなサウンドはボビンの形だけではなく、この少し多めの巻き数にも関係しているんですね。
ハムバッカーはコイル2個でパワーが倍だから良く歪むんでしょ!というイメージを持たれている方は多いのではないでしょうか?
後ほど開発されたハムバッカーは2つのコイルが直列に接続されているのですが、実は各5,000巻き程度で計10000巻きなんです。
ですので、P-90よりパワーを増そうとして開発された訳ではない事が分かりますね!
開発者のセス・ラバーさん、本当はシングルコイルの音色を目指して頑張ったのかもしれませんね。
しかし、やはりあの素直な音色とノイズは切っては切れない関係なんですね。
前回も書きましたが、微妙に位置のズレたコイルと、直列にした事による倍音の変化(ここら辺の話は非常に難しいのでまた後日)により独特のトーンを手に入れる事になりました。
ギブソン社はこのピックアップに対して更に金属のカバーを付けたり、配線にもシールド線を使用したりと、かなりノイズに対しての対策をしています。
金属カバーやシールド線など、ノイズを防ぐためのものを使うとコンデンサー的な要素が発生して、若干高音がこもります。(ここら辺もまた後日)
これらの色んな要因でフェンダーのシングルコイルピックアップよりも丸くて甘いトーンが、ギブソンハムバッカーの持ち味と言えます。
「パティ」を追加してボリューミーにしたハンバーガーと最初から2つ入ってるビッグ◯ックは微妙に違うのか!?というお話でした!
違うか。笑