ブログコンテンツ

動画有り!実践!プリ管12AX7の音質比較

寒い!!!

こんにちは小岩ファンク 河田健太です。

ブルブル、さあ今回はいよいよプリ管による音の違いを検証してみることにしましょう!

真空管の熱であったまる事間違いなし!

「プリ管の交換方法」

プリ管は基本的には同じ種類のものでしたら簡単に差し替えで音を楽しむことが出来ます。

手順としては、アンプの電源を切ってそっと引っこ抜き、そっと差し入れるだけ。

この時乱暴に差し替えをやると、音が悪くなります。ウソです。

女の子と同じように優しく扱いましょう。

ガラスで出来ていますので割れたりする可能性もありますからね。

電源を切った直後はかなり熱いので、手袋をするなど、火傷に注意が必要です。

ここら辺も女の子と同じですね!?

あとは差し込むピンの位置を間違えないように気をつけてください。

基本的には間違えられないようになっていますが、もし辺な所に入ってしまうとアンプの故障になりかねません。

ここら辺も女の子と同じですね!?

今回は丁度真空管プリアンプを作って欲しいとのオーダーがあり、そのお客様と一緒にそれにのっける真空管をセレクトする事にしました。

音作りはエフェクターでやるという事で、シンプルなワンボリュームのタイプ。

試奏アンプは真空管らしさが引きたつかなと思い、Rolandのトランジスタアンプを使用しました。

全部で14種類差し替えをしました。

今回紹介するのは7種類。

真空管は個体差が大きい上、中古品も混ぜてあるので、へーそんな傾向があるんだ~くらいで聞いてもらえたらと思います。

違いは微妙といえば微妙ですのでヘッドホン推奨です。

まずは、、、

■JJ
ゲイン96.5 93.5

こちらはチェコスロバキアのメーカーで現行品。

今回はこれを標準に音を比べて行きましょう!

割と平均的なサウンドで少しマイルド印象。スムースな高音とサスティンがあると思います。

そして…

■同じJJでもよりゲインがある個体
ゲイン109.3 102.8

もう比べると歴然と元気いっぱいなサウンド!低音の出方が全然違いますね。

スネオとジャイアンくらいの違いを感じます。ツマミ2個分くらい上げた感じがしました。

■ソブテック ロシア製 現行品
ゲイン94.4 93.0

ファットかつカラッとしてますね。派手に聞こえるとも言えます。

リフものなんかにも合いそうな感じがします。

■エレクトロハーモニクス ロシア製 現行品
ゲイン97.3 94.5

マイルドという高音があまり出ていない感じがします。

ちょっとパワー感がないというか音の線が細いような印象。

■ナショナル 日本製 ビンテージ品
ゲイン103.1 101.4

明らかに低音が少ない、高音はマイルドかつ綺麗な音で、素性の良い音雰囲気は感じます。大和撫子な球ですね。

■RCA アメリカ製 ビンテージ品
ゲイン99.5 102.3

うって変わって低音もしっかり出ているし、音のまとまりも良く、付け入る隙なし。

ワイルドなサウンド。ステーキ食ってます!って感じがします。

■松下 日本製 ビンテージ品
ゲイン97.4 96.1

これもまた低音少なめで、ナショナルと共通した音がします。

音色は決して悪くないが華奢な音。魚食ってます!といった感じがします。

次回に続きます。

■河田健太の完全メンテナンスコースはこちら

関連記事

  1. ネックのジョイント方式のお話
  2. 自分に合ったフレットサイズの選び方
  3. 自分のモノを測ってみる
  4. 配線材とサウンドの関係
  5. ギブソン社が開発した画期的なピックアップ
  6. 15万円かけても直らなかったヴィンテージアンプ ’7…
  7. 基板は外してしまえ!?
  8. プリアンプって何ですの??

最近の記事

PAGE TOP