女の子のキレるポイント、結構ムズイ!
こんにちは、女心の分かるリペアマン小岩funk河田 健太です。(ホンマかいな)
前回ヒューズのお話をしたのでもう少し突っ込んでみたいと思います。※前回の記事「ヒューズ交換、ダメ!絶対!」は⇒こちら
ヒューズとは、それ以上大きな電流が流れると切れてしまう導電線です。
■250V1Aの容量のもの
このくらいの容量だとめちゃくちゃ細いですよね。(画像だと見づらいですが)
基本的に容量が大きくなると流せる電流も増えるので太い線になります。
ヒューズは大きな電流が流れすぎてはいけないところに付いています。回路の保護のためというのもありますが、火災などより重大な事故を防ぐためです。
昔のアンプは電源のラインに1つ、というのが定番でしたが、最近のアンプは安全設計の為かわりとたくさん付いていて、パワー管4本100WのMarshall JCM2000辺りだと8つも付いています。
実はヒューズにも種類がありまして、ギターアンプによく使われるものは主に2種類!
1つは、よく電気屋さんやホームセンターに売ってあるような普通のもの。
もう1つは「スローブロー」と呼ばれるものです。 「タイムラグ」と呼ばれていたりもします。
■スローブローヒューズ
画像のものは線もスパイラル構造になっていて特徴的ですね。
何が違うのかと言うと、切れやすさというか、スローブローは切れるのをちょっとだけ我慢してくれるんです。
ギターアンプは電源を入れた瞬間に1番大きな電流が流れるんですね。その瞬間だけはグッと切れるのをこらえてくれる大人なヒューズなんです。
「S250V1A」とか「T250V1A」と記載されていたりします。
マーシャルはT表記ですね。
ですので、スローブローの250V1A指定の所にノーマルの250V1Aを付けてもすぐに切れてしまいます。
「スローがあるならファストはないんか!?」と思われた方!
正解です!ファストブローのヒューズもあります。
ノーマルのものよりも早く切れるようになっています。まるでオカンのようなヒューズです。
オレの行動を予測してキレるのはやめてくれ! 笑
早すぎる!
F250V1Aと書いてあったりします。
ギターアンプでファストブロー指定のものはあまりみかけないような気がしますね。
まあ前回「自分でヒューズは換えないで!」と言ったばかりですが、一応知っておいた方が良い予備知識として覚えておくと良いかもしれませんね。
個人的にはスローブローな彼女を絶賛募集中です!!!