どもどもどもども~っ!!ちょりちょりちょりぃい~っす!!
はい!カフェイン飲むと変なテンションになってしまうリペアショップ小岩funk河田健太です。
前回少し触れたけど、フレットすり合わせについてお話ししちゃうぜー!いぇい!まずはフレットすり合わせってなんやねーん!!
・・・はい、ハイテンションは1回落ち着かせますね。
フレットすり合わせは、基本的に押弦やビブラート等で擦り減って凹んだフレットを削って磨いて、もう一度復活させてしまおう!というリペアです。
■こんな感じですり合わせます
メンテナンスコースでもメインとなっている非常に重要な作業ですね。ドラクエで言うとベホイミくらいの効果があります!!??
下の画像は、押弦で削れてるフレットを黒マジックでキュキュッと塗り、その上ですり合わせた状態です。
要するに、フレットが凹んでるところは黒マジックが削られずそのまま黒くなってる、ということですね。
使用頻度が高くてビブラートもガンガンかける「1~3弦部分」が黒くなってるのが分かると思います。
こうなってるギターよく見かけますよね!
これがすり合わせによって新品のようにピカピカになります。
以前も書きましたが、ギターのネックは木で出来ているのと、ネックとジョイントの形状、各弦のテンションによる違いのため、トラスロッドだけでは修正できない歪みやねじれがあったりします。
それが音詰まりや弦高を上げなければならない原因になったりしているんですが、軽度のものであればそれもフレットを削る事によって修正できるんですね。
よく「もうフレット交換しないとダメですかねぇ」と持ち込まれるギターも7~8割くらいはフレットすり合わせで問題解決します。
見た目的にかなり凹んでいるなぁ、という状態でも復活させられるケースが多いですね。
もちろん多少フレットは低くなりますので、それが大丈夫であれば、ですけどね。
金額的にもフレット交換の半分以下ほどで済みますので、非常に有効なリペアだと思います。
ただ、リペアマンによってはすり合わせより交換を強く勧めてくる場合があると思います。
そこら辺は相性といいますか、切りたがりの外科医的な感じといいますか、少しでも「ん??」と思ったらセカンドオピニオンしておいた方が良いかもしれませんね。
あとよく1弦11~14フレット辺りをチョーキングすると音が詰まるギターがあるんですけど、そういうギターもすり合わせで解決できる事が多いです。
12フレット以降をフレットの削り方で指板Rをなだらかにするイメージです。
フェンダー系のRのキツいネックの人は、これで弦高を下げても音詰まりをなくす事ができるんですね。
すり合わせによってネックが真っ直ぐになって、フレットもピカピカになったギターは、新品のギター・・・むしろ新品より良いギターを持っている感じでプレイする事ができます。
どうでしょう?
結構すごくないですか?
すり合わせ。
よっしゃー!今日も削るぜー!シャカシャカシャカ