最近よくうちのセッションに遊びに来てくれるギターボーカルの方がいるんですけど、その人が演奏するとどんな曲もなんか海っぽくなるんですよね~。
なぜか波の音が聞こえてくる~って感じで、「let it be」やっても海っぽくなってましたからね。こういうのはホント才能だと思いますね~。うらやましいです!
ちなみにメジャーキーの曲を弾いても暗くなるっていうベーシストと一緒にバンドやってた事もあります。笑
地元鳥取の海、めっちゃキレー!!
こんにちは、リペアショップ 小岩funk河田 健太です。
さて、フレットの話はひと段落させた!と思わせておいて、まだ続けてやるぜー!!
今回は、フレットに関するトラブルと対処法をご紹介しようと思います。
まず、割と多いのがフレットの浮きです。フレットが浮いても心は浮かれてはいけません。割と深刻です。
端っこが浮いている事が多いです。
この場合は、このフレットが高くなっていますので音詰まりを起こしたり、指板にキチンと収まっていない為、押弦した時に変な音になったりします。
古い国産ギターに割と見かける気がします。特にエボニー指板。
恐らく当時、職人さんが手で打ち込んでいて、そこのムラが出てるのではないでしょうか。エボニー指板は硬いので打ち込み辛いですしね。
この場合、再び打ち込んでもヘコヘコなるだけで全く効果はありません。
安く修理する場合には浮いている所に接着剤を流し、これ以上浮かないようにしてすり合わせ。
ただ、この場合他のフレットも浮いてくる可能性もありますので、応急処置的な感じです。
やはり本格的に修理するとなると全てのフレットを打ち直すことになります。
こちらの症状もたまに見かけます。
ギターを倒したりぶつけたりした時に、フレットに弦の傷が付いてしまっています。
チョーキングやビブラートの時に引っかかります。
軽度の場合はそのフレットだけ、軽くヤスリをかけて消すことができます。
弦高のセッティングがシビアだったり傷が深かったりする場合、そこのフレットだけ削ると直線が崩れてしまうので、部分的にすり合わせ、もしくは全体のすり合わせをする事になります。
意外とあっさり傷が付くので、ギターを持ち運ぶ時などはフレットを傷めないように紙や薄い板などを挟んでおくと予防になりますね。
昔、ワザとフレットにギザギザな傷を付けてそれを使って演奏する、という人のギターを見たことがあるんですよね。
実際の演奏は見てないんですけど、多分ビブラートをかけてギザギザに擦り付けて音を出す!という逆転的な発想だったので、非常に衝撃的でした。
多分すごくアバンギャルドな演奏者だったんじゃないでしょうかね~。
皆さんも機材トラブルに負けずに新しい奏法を編み出してみてくださいね。笑