小岩ファンクの河田健太です。
うちのユーチューブチャンネル登録者が1000人を越えました!実はプロミュージシャンの間でも話題になっているらしいと聞いてビックリ!登録していただいた方ありがとうございます。まだの方はぜひ!
ユーチューブは「ケンケン」という名前でやってるので、このリペアコラムの人と同じだって気が付かない人もいるみたいですね。統一しようかな。
今回もペグの話を書こうかと思ってたんですが、山脇さんが新作ピックアップのサウンド動画を作ってくれたので、今日はこれについて書こうと思います。
ピックアップもかなり研究されていて、ほんと星の数ほど色んな音のピックアップが販売されています。
僕も色々研究していて、山脇さんにもウチの手巻きピックアップを使ってもらっていたんですが、山脇さんって基本的にフロントとセンターのハーフトーンをメインに使っていたんですね。
で、この前ウチのピックアップの巻き数をスイッチで切り替えできるギターを弾いてもらっていたところ、
という事になったんです。
巻き数切り替えのピックアップについてはこの動画をどうぞ。
ハーフトーンというのは、フロントとセンターを足して2で割っただけのサウンドというよりも、少し低音が抜けて高音寄りのサウンドになりますよね。
ピックアップも巻き数が増えると低音が増えて高音がなくなっていきます。巻き数を少なくした方がよりハーフトーンの音に近づく、という事になるんです。
ピックアップの巻き数と音の関係を簡単に言うと、
・巻き数を少なくすると出力が下がる
・低音がスッキリして高音がキラっとしてくる
・ピッキングのニュアンスが出やすくなる
という、なんか上級者仕様な音になるわけですね。笑
良い蕎麦はまずツユをつけずに麺だけを食べてみろ、って言いますよね。おぉ~、蕎麦粉本来の香りが口の中に広がるぅ。そういう「通」なサウンドになるんですね。笑
この効果は絶大で、山脇さんの動画をみてもらえば分かると思うんですけど、もうカッティングはキレッキレに聞こえますし、リードもピッキングのニュアンスがバリッバリに出ます。
さすがに4000巻の音だけだと使い勝手が悪い時もあるので、7500巻という割と普通のサウンドとの切り替えスイッチをつける事にしました。
さすがに最後までツユつけずに食べるのはキビシイですからね。僕は好きですけど。
やはり4000巻というのは普通のピックアップの半分程度ですので、出力が弱いです。
他のピックアップのギターとの持ち替えはきかなかったりするのでそこが問題ではあるのですが、あまりにカッティングが気持ちよくなるのでこれを採用する事にしました。
今後、巻き数激減のピックアップ、流行るかもしれませんね~。