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魅惑のジャパンヴィンテージ

昔、高円寺に住んでたんですけど、「味2番」って言う中華料理屋があって、すんげー意味深な店名!!って思ってました。

謙遜しての2番なのか、自信なしの2番なのか、はたまた接客1番味2番なのか、結局一度もなにゆえの味2番なのかを検証する事なく高円寺を離れてしまったのですが、まだあるようなら行ってみたいな~。

ちなみに新小岩にもあります。中華料理「五十番」!!!番手の低さ!!!

こんにちは、小岩ファンク河田健太です。

「ジャパンヴィンテージとは?」

オークションや中古楽器店などで、よく目にしますよね、ジャパンヴィンテージって言葉。

まあ日本製のヴィンテージギターって事なんですが、これも定義が曖昧で、いやそれはヴィンテージじゃないだろってモノも言われてしまっている事もあります、、、。

個人的には、1970年代後半から80年代前半くらいまでの製造の楽器かな~と思ってます。

なぜそのような評価がされているのかというと、やはりメーカーが「気合いを入れて良い材料を使って作っていた」からですよね。

「日本のエレキギター史」

1960年代から日本でもエレキギターを作り始めるのですが、アメリカ製は高値の花で超高級品、日本は少ない情報をもとにコピー製品を作り始めるわけです。

恐らくストラトをイメージして作ったと思われるこちらのギター達。

当時は「コレじゃない感」が凄かったのではないでしょうか。

もはや中華ドラえもんをバカにする事はできないですよね。

ただ、これはこれで非常に魅力的なギターで熱狂的なファンも存在します。

ここら辺の紹介はまた今度。

70年代に入るとコピー度合いもなかなか進化をしてくるんですが、よく見るとびっみょーにサイズが違ったり、使ってる材が違ったりとか色々中途半端で、まだまだ完成しているとは言えません。

この辺もかなり面白いのでいつか紹介します。

「完成度がヤバい」

そして70年代後半になるとどのメーカーもアメリカ製に全く引けを取らない完成度のギターになってきます。

こちらは私所有の1980年製Tokai breeyzy soundですが、貫禄がありすぎるため「親方様」と呼ばれています。

見る人見る人ヴィンテージフェンダーだと勘違いしますが、れっきとした日本製。

ロゴも似ている上に剥がれるデカールで非常に本物っぽい。

1954年製のフェンダーテレキャスターを持って来てた人が、親方様の方が音いいよ!って言っていましたが、だったら交換してくれ!って思いました。笑

と、まあそんな感じでコピー精度が高すぎて製造中止にさせられたり、笑ったのは設計図をなくしてしまったから設計図を譲ってくれ!と本家に言われたメーカーもあったみたいです。

ジャパンヴィンテージは本家に比べて、値段もお手頃で手に入れやすく弄りやすいので僕は大好物です。

むしろ自分で所有してるのはそんなんばっかりです。笑

木材もすんごく良質なものが使われていたりします。

そんなわけでジャパンヴィンテージもかなり奥深いです。

機会があれば各メーカーの名機など紹介していきたいと思います!

お楽しみに!

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