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【ギターメンテナンス】ネジをナメたら、ナメられる。

えのき茸って、石づき(根元)の方が美味しいんですね。

今まで捨てとったわーい。涙

こんにちは、小岩ファンク 河田健太です。

以前も少し書いたのですが、昨日は1日に複数件同じ様な修理をやったんで注意喚起のためにも記事にしておこうと思います!

みなさんいくら古いギターが好きだといっても、ここは必ず注意しておいてください。

それは「ネジの錆」です。

ギターを弾くと汗などで必ずネジは錆びて来ます。

その錆を放っておくと、ネジ頭がナメてしまって回せなくなってしまいます。

錆やすい箇所としては、

・ブリッジサドルのイモネジ
・ピックアップのエスカッションビス
・ピックガードビス

この辺でしょうか。

どこも手が当たったりして汗が付きやすい箇所ですね。

特にストラトのブリッジサドルのイモネジ、6弦なんかは錆だか垢だかなんだかわかんないもので穴が塞がって、六角レンチが全くはいらない、なんて事になってたりします。

これはベースのブリッジですが、ここが埋まってしまう

「症例1」

今回取れなくなってしまったピックガードネジ。

これはドライバーでは全く回せなくなってしまっていましたので、

ドリルで慎重にネジ頭の部分を削り取り、ピックガードを外し、

プライヤーで掴むところが出来るようになったので、外すことに成功しました。

「症例2」

こちらはエスカッションのネジが錆びて取れなくてなってしまった例です。

ネジ頭を破壊して、なんとかエスカッションを外す所まではいったのですが、腐蝕が進み木部と一体化してしまっていて、回す事ができないどころか、ポッキリ折れてしまってどうにもならなくなってしまいました。

この場合は埋まったネジの周りに穴を開け、摘出した後、埋め木をして再度ネジ穴の開け直し

となります。

今回は外からは見えないように仕上げる事ができますが、なかなか大変といえば大変です。

ネジ穴のナメてしまったネジを外す工具もあるのですが、

エスカッションネジなどは細くてなかなか難しいです。

まあこれはネジ山の錆が凄すぎて、仮に回せたとしても途中で折れてしまいます。

錆びてるネジはビンテージっぽくてカッコいいですが、こんな事になる前に錆が進んでいそうなネジがあれば、交換しておくことを強く!オススメします。

■河田健太の完全メンテナンスコースはこちら

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