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ヴィンテージスタイルのピックアップの欠点とは!?

近所のスーパーのお肉コーナー。

んんん!?「激アツ」ってシール貼ってあるけど、、、意味あってる??笑

そのうち「確定!」ってシールも見つかるんじゃないだろうか、、、。

あ、この話は玉かメダルのお遊戯が分かる人にしか伝わらないかもしれませんね。笑

こんにちは、パチンコ廃止大賛成!小岩ファンク 河田健太です。

「まさかストラトキャスターにこんな決定が!?」

さてヴィンテージギターの素晴らしさを懇々と語ってきたわけですけども、欠点というか、もうちょっとこうした方が時代にマッチするでしょ!って事もあります。

なんせ60年以上前の楽器ですからね。

時代と共に変わるべき事もあるわけです。

僕が一番気になっている所は「ピックアップ」です。

特に1番おかしいと思うのが「ストラトキャスターの3弦の音量」です。

昔からチューニングしてて、3弦の音やたらでかいなぁ、と思っていました。

それもそのはず、ストラトキャスターが生まれた時代の3弦は巻き弦が主流だったんです。

3弦の細い巻き弦はピックアップが振動を拾いづらいので、出力バランスをとるためにポールピースの高さをあげる必要がありました。

ガチモノの50年代フェンダーのピックアップ。

あのおばちゃんが巻いたやつかな!?

時代は変わり、今は3弦は太めのプレーン弦が主流になりました。

3弦の太いプレーン弦は非常に出力が大きくなりやすく、ポールピースの高さがそのままではバランスが合いません。

なのにメーカーはヴィンテージのスタイルを踏襲してしまっていて、「リプレイスメントピックアップのほとんどは3弦のポールピースは高いまま」なのです。

こちらはリプレイスメントピックアップとして人気のある、

左:ヴァンザント
右:リンディフレーリン

のピックアップ 。

どちらも3弦のポールピースは高いです。

さらに現代のギターは指板Rがフラットになっている傾向があるため、バランスの悪さが更に顕著になります。

ハムバッカーはポールピースのネジの上げ下げである程度バランスを取ることができますが、シングルコイルは基本的に固定なので良いバランスにするのは至難です。

「まさかこんな弊害が!!」

これがどんな弊害をもたらすかと言うと、意外と気付いていないかもしれませんが、「いつの間にかピッキングで音量を調節」してしまっています。

特に上手い人は「3弦を弱く、1弦を強く、無意識のうちにピッキングしている」と思います。

アンプを使うとなんか生音と弾くときのバランスがずれるなぁ、と感じた事のある人はかなりセンスのある方だと思います。

生音で聞いている音とアンプに繋げた時に弦の出力バランスが変わってしまうため、違和感を感じる事になるんですね。

「様々な問題を解決したピックアップ」

そこで、僕は研究を重ねて現代のシーンに対応しつつ、ヴィンテージのフィーリングを持った手巻きピックアップを製作しました。

もちろん3弦のポールピースを下げただけ、とかではなく、

・全体のポールピースの高さ
・巻き数
・フロントはブーミーにならない
・リアは細くなり過ぎない

など、様々なポイントにこだわっています。

詳しくはこちらの動画をご覧ください。

かなりバランス良いですよね。

ちなみに山脇さんもこのピックアップを使っています。

各弦のバランスが良いのでコードトーンなどを大事にしたいギタリストには特にピッタリだと思います。

ギターも時代と共に進化するべきでは!?というお話でした~。

■河田健太の完全メンテナンスコースはこちら

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