いつもセッションを開催しているライブバーで、チューニングしようとチューナーを借りた所、、、
ボーンと5弦を弾いてみると、、、、
P!!!???
Pて何!?どんな音程!?
パーフェクト???
んで、3弦弾くと、
C!!
いや、どう聞いてもそこまで下がってないし。
はい、ここで問題です。
一体このチューニングは何がおかしかったのでしょう!?
更にヒント。これは4弦。
答えは1番最後に。
こんにちは、小岩ファンク河田健太です。
今回もピックアップのお話をしてみようと思います。
世の中には数多のリプレイスメントピックアップが売っていますね。
それぞれに個性あるサウンドに仕上がっているんですが、いったいどうやって特徴を作っているんでしょうか。
色々あるんですが基本的にやっている事は主にこの2つ。
・巻き数を変える
・磁石の種類を変える
です。
今日はこの「巻き数でサウンドはどの様に変わるのか」という事に焦点を当ててみたいと思います。
エレクトリックギターが生まれた1950年代から音楽シーンは多様化し始め、ロックミュージックの誕生と共に「歪んだギターサウンド」が必要とされるようになりました。
1970年代後半には、よりサスティンが長く過激な歪みを!という事で、従来のものより巻き数を増やしてパワーを稼いだピックアップが好まれるようになります。
そう、巻き数を増やすと出力が増えるんですね。
以前にも話しましたが、ピックアップは弦の振動を磁石とコイルを使った電磁誘導作用で電気信号に変換しています。
そのコイルを多く巻けばより大きい出力が出て来る、というのはなんとなくイメージしてもらえるかと思います。
ですが、巻き数を増やせば無限にパワーが出るのか、というとそんな事はなく、音楽的に使える巻き数というのには限界があります。
シングルコイルだとボビンやピックアップカバーに制約がありますので、ワイヤーの太さにもよりますが、42AWG(一般的にピックアップに使われるワイヤーの太さ)のワイヤーで1万巻き程度です。
今回は面白い実験ピックアップを作ったのでご紹介しようと思います。
なんじゃこりゃ~。
足が生えまくってますね。
これはなんと500~9500巻きまでのサウンドを500刻みで切り替えて使う事の出来るピックアップなんです。
動画を作りましたのでご覧ください。
500巻のサウンドなんてなかなか聞けないですよね。笑
巻き数が増えるほど低音が出てきます。
9500だとパワフルなのはイメージ通りだと思うんですけど、意外と面白いのが2000巻程度のサウンド。
すごく、ブライトでクリアー。
まるでアコースティックギターのようなサウンドですね。
巻き数を減らす方向で作ったピックアップなんて見た事ないですよね。笑
という事で、巻き数を変えるとこんな風に音が変わる!という動画のご紹介でした。
クイズの正解は、、
ここの電気が点かないから、でした。チャンチャン。