引っ越しやっとそれっぽくなってきた〜!今度は色々手続きとか大変〜!全く仕事する時間とれまへん!!はい、こんにちは河田健太です。
さて、前回の続きです。(⇒前回の記事はこちら)
ネックを外した所まででしたね。この通り、バインディングも裏板も剥がれ始めていてパッカリしてますね。
まずはバインディングを剥がします。剥がれかけていたので割と簡単。57年製のバインディングなんて、それだけでも貴重な気もしますよね〜。残念ながらこちらは再利用できません。
裏板の接着面をあたためながら慎重に剥がします。そうするとこんな感じでパッカリとご開帳です。
これだけでも貴重な画像ですね。色んな事が汲み取れます。
この時代はなんとライニング(この部分の木)、
こちらなんと「ホンジュラスマホガニー」で作られています。今の時代では考えられないですね。まあ今はとても貴重なものですが、当時はこれしかなかったというか、普通の材料だったんでしょうね。
接着剤もニカワが使われていますね。はみ出した所でわかります。動物から作られた天然素材の接着剤です。
これがビンテージギブソンのサウンドの秘密だ!って言ってる人もいるくらいですからね。「おお〜ホントに使ってるんだ〜」と思う方もいるんじゃないでしょうか?
画像ではわかりにくいのですが、良く見るとブレーシングというこの木も剥がれていたので、まずは接着します。
これが剥がれているとギターの寿命も縮みますし、音も悪くなります。
ブレーシングの剥がれはアコースティック系ギターにはよく見られる症状なのですが、放置されている事が多く見つけるのはかなり難しい上、このようなフルアコでは裏板を剥がす必要があるため、修理はとてもハードルが高いんです。
この辺についてもまた詳しく説明したい所ですね!
あとはネックブロック。
ここは合板なんだ〜とか色んな事がわかります。開いただけでここまで記事が書けるのもスゴいですね!次回に続く〜!