
山脇オサムです。
今日は女性ブルースギタリストのアナ・ポポヴィッチです!
ザックワイルドよろしくなワウサウンドでフレーズもかなり攻撃的。これは絶対Sですね。妙にグッと来ます。
プレイ的には好き嫌いが別れるところですけど僕は好きですねー。
なんかワウって不思議なパワーがあって、ペダルを踏み込んだ瞬間に弾き手のスイッチも入るんですよね。
これ、結構ギターあるあるで「それ分かるわー!」っていう人はかなり多いと思います。
僕も以前はバンドでよく使ってて、クリーン系の時はVOX、歪み系の時はCryBabyだったんですけど、歪んでるときなんかワウ入れた瞬間に熱くなっちゃってチョーキング連発しちゃうんですよね。
普段やんないのに1音半チョーキングとかもうギュインギュインでソロもいつもより長尺になっちゃう。
で、ワウ外した瞬間にシュッと大人しくなるっていう(笑)。猫で言う「マタタビ」ですね。
で、この曲のアナ姉さんはマイナーペンタ色がかなり強いんですけど、所々でペンタとは違う匂いのする音がありますよね。これは9thの音です。
マイナーペンタは、
・Root
・m3rd
・4th
・5th
・m7th
という構成音なんですけど、ここに9thの音を良〜い感じに組み込んでるんです。
Cマイナーペンタに9thをプラスしたダイアグラムがこちら。灰色がマイナーペンタでピンクが9thです。
9thが入ると「泥臭い」がちょっと「垢抜ける」感じになるんですよね。これを文章で書くのは超難しいですけど、9thが良い仕事をしてるのは間違いないです。
この曲ではCマイナーペンタが使われてるので、9thのポジションは3弦7F・2弦15F・1弦10Fです。(もちろん他にもあり!)
そのまま弾いても良いですし、半音チョーキングでm3rdに変化させても良いですよね。
ちなみにアナ姉さんはこんな感じで9th入れてます。
ぜひCマイナーペンタに9thを入れてフレージングしてみて下さい!
あ、後半はDに転調してるのでDマイナーペンタを使ってみましょう。※Cマイナーペンタを2Fボディ側に動かすだけ!