ブログコンテンツ

派手さを演出するビブラートの使い方

山脇オサムです。

「白のワンピースな感じ」

先日の飲み会セッション内でのセミナーでは「CryBoy」をテーマにやりました。

そのなかで「ビブラートの派手さ加減」という内容を話したんですけど、場面によって使い分けるとフレーズが曲にマッチしてくるのでなかなかオススメです。

例えば「CryBoy」のサビ頭のチョーキング。※該当箇所から再生します

 

動画では215F1音チョーキングをしてからビブラートをかけてるんですけど、もっと派手にしたい場合はチョーキングではなく1音スライドアップをしてからビブラートをかけるんです。

チョーキングビブラートって、1音上げたポイントから「ピッチを下げる」ビブラートですよね。

1音上げた場所を1だとすると、「10.910.910.91〜」こんな感じでビブラートがかかります。

ピッチが下がるビブラートってものすごい清楚なんですよね。音大に通うお嬢様、もちろん白のひらひらワンピース!みたいなビブラート。

いや、個人的なイメージですよ?すっごくキレイなんです。

どんな場面にも合うので歌でもバイオリンでも管楽器でも基本のビブラートと言ったらこれです。

 

「譜面上は同じでも印象は違う」

逆にピッチを上げるビブラートは派手なんですよね。ひらひら清楚だったのがスタッズ付きのライダースジャケットでガッツリ刈り上げヘアー!みたいな。あ、それうちの嫁かw

トランペットのシェイクとか三味線の躍動する音の感じとか、似た雰囲気は他の楽器でもあるんですけど、どれも派手で躍動感がハンパじゃないんですよね。

それをギターでやるにはチョーキングではなく弦がフラットな状態でビブラートをかけるんです。

なので「CryBoy」のサビ頭で言うと、215Fから17Fスライドアップさせてそこにビブラートをかけるんです。(深めにかけるとなお派手に!)

どっちが正解とかはなくて好みの問題なんですけど、使い分けができるとフレーズの歌心や表現力が上がるのでぜひチャレンジしてみて下さい!

譜面上では同じことなんですけど雰囲気はまるっきり違う…こういう事ってよくあります。

■CryBoyのレッスンはこちら

 

関連記事

  1. ポップだけどジャジィというバランス
  2. エイモス・ギャレットのスティール奏法
  3. 締めのコードがお洒落すぎました
  4. マイナーペンタに1音追加するならこれ
  5. コードバッキングに使えるオブリフレーズ
  6. フレーズのバリエーションを増やすペンタの力技
  7. アドリブの一番残念なパターン
  8. メジャーペンタとマイナーペンタの違い

最近の記事

PAGE TOP