「ドキュメンタル」にどっぷりハマってる、山脇オサムです。
今日は、第2回ギターのレシピコンテストに参加した方の演奏と僕の演奏を聞き比べてみようと思います!
これが最優秀賞を獲得した新名さんの「M-Blues」。(0:37〜1:02は新名さんが考えたフレーズ)
で、これが僕が弾く「M-Blues」。
同じトラックに合わせて同じメロディを弾いてるんですけど、全然違いますよね。
僕の演奏はどっちかというと軽快なグルーヴだし、新名さんの演奏は粘りのあるグルーヴです。
なんでそうなるの!?って思いませんか?コント55号も真っ青の「なんでそうなるの!?」です。
まずはノリですよね。
僕はわりとオンタイムで弾いてるんですけど、新名さんはほんの少~しだけ後ノリの印象です。
ただ、フレーズすべてが後ノリということじゃないんです。
よく聞いてみると、ちょっとしたスライドのタイム感が僕と違うんですよね。大きくスライドさせるグリスではなくて半音スライドとか。
僕はサッとスライドアップしてるんですけど、新名さんは溜めたスライドなんです。エロい感じが出てて良いですよねー。
このタイム感はグルーヴに結構影響してると思います。
あともう1つ。ビブラートの速さです。
僕のビブラートは速めで新名さんはゆったり目なんですよね。
ビブラートってフレーズの印象にものすごく影響力があるので、そのままグルーヴにも影響してるんだと思います。
他にもいろいろあるんでしょうけど、この2つのエッセンスがフレーズの印象を大きく左右しているように思いますね。
同じテンポで弾いててもスピード感が違うって面白いですよね。
同じ60kmのスピードでもF1で体感するのとバスで体感するのとでは全然違う、というのに似てます。
あ、そこにはストロークも関係あるかもしれないですね。
和音の3連フレーズ、僕は全部ダウンで弾いてますけど新名さんはオルタネイトです。ここでもちょっとした違いがあるんですよね。
どれが正解ということはないです。全部正解です。自分が気持ち良い感じで弾けば良いのです!
それにしても新名さんの演奏、素晴らしいです。文句なしの最優秀賞!