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フレージングをガラッと変える方法

山脇オサムです。

違和感を楽しむドミナント7th

曲やフレーズの雰囲気を一瞬だけガラッと変える、僕の大好きなテクニックです。

キャッチーな曲なんだけど一瞬だけブルージィにしてみるとか、歌メロのようなシンプルなフレーズを一瞬だけジャジィにしてみるとか。

曲の雰囲気をコントロールできるってお尻がキュってなるくらい快感です。

その方法はいろいろあるんですけどオススメなのがドミナント7thで遊ぶ方法です。

こうやって文字で書くと意味が分からないですけど、笑

簡単に言うと、曲にはセオリー的なコード進行があってそこに合うスケールがあるんですけど、一部のコードではそのセオリーを外していろんな解釈でフレーズを作ってもいいですよ、というコードがあるんです。

それがドミナント7thというコードで、キーがCならG7、キーがEならB7がそれに当たります。

なのでキーがCのキャッチーな曲を弾いていてもG7が来たときに雰囲気をガラッと変えることができるんです。

それが曲としてアリかどうかは別の話しですけど、かな~り楽しいです。

ドミナント7thというコードは不安定な香りのするコードなので、そこに乗っかってわざと音を外してその「違和感」を楽しむ、という方法なんです。

きっちり着地するのがポイント

そしてドミナント7thの次のコード、例えばCに行くならCに切り替わった瞬間にそのコードトーン(コードを構成している安定感バツグンの音)を弾いて、さっきまであった不安定な感じを払拭してホッとする、というイメージなんです。

ここまでが1つの括りとして考えると分かりやすいと思います。

不安定なまま終わるのではなくてキッチリ着地することでどっちのフレーズも活きてきます。

ジェットコースターで考えてみると、それ自体がすでに不安定なのにさらに逆さまにしたり上向きにしたりしてもっと不安定にしてそれを楽しむ感じです。(僕は乗れませんけど)

怖かった分、地上に着いたときの安心感はすごいですものね。

じゃあどうやって音を外すのか、ということですけどそれがオルタードスケールディミニッシュスケールなんです。テキトーに音を外すんじゃなくてちゃんと音を外す、という感じですね。

ここが使えるとフレージングの幅はかなり広がるのでオススメです。

■そのドミナント7thの使い方を解説したのがこちらです。

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