山脇オサムです。
スケールといえばメジャースケール。ドレミファソラシドのスケールです。
たった7つの音なんですけどこの音だけで本当にいろんな表現ができます。
ただ、ここでハマって欲しくない考えが「7つの音を全部使わなきゃいけない」という考え方です「スケールを弾く」という思考になるとここにハマりがちなんですよね。
バイキングに行ったら「食べなきゃ損だ!」とか言って欲しくもないドライフルーツまで取ってきちゃうあの感じです。(ドライフルーツなんて食べたことないのに)
「バイキングで得をする」という思考ではなくて、「バイキングで好きなものを食べる」という思考じゃないとダメなんですね。
スケールでも同じで、全部使うのではなく音をあえて引くことで独特の雰囲気を出すことができるんです。
例えばスケールの中で重要な音「1度3度5度(トライアド)」にメジャー7thだけを加えた4音。シンプルにした分メジャー7thのお洒落な感じがめちゃくちゃ出るんです。
これ、他の音もバンバン入れるとメジャー7thが薄まっちゃうんですよね。そんな時はスライドを入れたりしてメジャー7thを強調するんですけど、4音だけだとそんな事しなくてもちゃんと個性が出るんです。
少数精鋭のゴレンジャーみたいなもんですよね。あれ18人とかいたら何が何だか分けわかんないですもんね。強いんだろうけどなんか違う!っていう。
あとはトライアドに9thを加えた4音とか。
これをコードではなくてアルペジオフレーズとして音を分散して弾くとかなり個性が出てきます。
この音で構成された有名リフがこちらです。
すごくナイスな雰囲気ですよね。
9thって1度と3度の間にある音なのですごく中性的な響きなんですけど、シンプルな音の構成だからこそその雰囲気がバッチリ出てるんです。
面白いですよね。
1度3度5度+メジャー7thのフレージングは僕はしょっちゅう使います。雰囲気が一気に「透明感のあるお洒落な感じ」になるのでモテたい時はこぞってこのフレーズです。