海に行く前に下地を作ろうと、人生で初めて日サロに行ってみました。一番弱いマッシーンで一番短い時間なのに…もう真っ赤っか!痛くてしょうがないぞ!
どうも、山脇オサムです。
「壊れかけのRadio」のアドリブにハマってると書いたら「どんな風にアドリブすれば良いですか?」という質問がきました。
アドリブの説明を文章だけでするのは、理科の実験をパントマイムだけで説明するのと同じくらい難しいんですけど、ギター界の「が~まるちょば」を目指して書いてみようと思います。
一言でアドリブと言ってもいろんなやり方があるんですけど、こんなメロウな曲ではやっぱりコードトーンが最高の仕事をしてくれます。
コードトーンというのはコードを構成してる音(Cコードで言うとドミソ)なので、コード進行のカラーに合ったフレージングができるんです。
ドラマチックなコード進行だったらドラマチックなアドリブに、怪しいコード進行だったら怪しいアドリブになるんですね。
文字通りアドリブフレーズが曲に馴染んでいきます。(ここが大事!)
しかもコードトーンを意識するということは、ただスケールを上下するだけの「スケール専攻フレーズ」からも抜け出せるんですよね。
「壊れかけのRadio」のKeyはEなので、最終的にはEメジャースケールとその中に潜む各コードのコードトーンのバランスを取ってフレージングしていくんですけど、まずはコードトーンだけでその感覚を掴むのが効果的です。
例えばサビ(1:26~)のコード進行は、
|E B/E♭|C#m E/B|A E|A B|
という流れなんですけど、まずは押さえてるコードの音(コードトーン)を分散して弾きます。
ジャーンと弾くとコードになってしまうので1音1音独立させて弾く感じです。
そしてリズムは極力シンプルにします。
初めはシンプルで良いのです!
シンプルな分、1音1音をしっかり押さえてしっかりピッキングする、という事が大事です。
とは言えこれだけだとフレーズ感が出ないので、スライドやビブラートを入れてメロウに弾くようにします。「じっくり丁寧に」が合言葉です。
実はこれだけでかなりカッコいいフレージングができます。
「カッコいいフレージング」というのは、フレーズ専攻ではなくて「曲に合ったフレージング」という意味です。
すごーくシンプルなんですけどすごーく内容が濃い、陳建一の作るチャーハンみたいなイメージです。
で、慣れたらここにEメジャースケールの音を追加していく、という考え方でやると曲をキレイに装飾するアドリブが作りやすいと思います。
僕は今でも基本的にはこの考え方です。
ちなみに分数コードが出てきますけど、B/E♭だとBのコードトーン、E/BだとEのコードトーンを弾けばOKです。