ギターのレシピの山脇オサムです。
今日は番外編として、僕が愛してやまないモトクロスについて書いてみます。ぜひお付き合いくださいませ!
昨日、メルマガでモトクロスのことを書いたら「俺もやってた!」という同士から2通メッセージがありました。
日本はモトクロス人口かなり少ないので、むちゃくちゃ嬉しかったですねー!
読者さんの世代的にはリック・ジョンソンとかジェフ・ワード、僕はジェフ・スタントンやブラッドショーから始まってなんと言ってもマクグラス。PEAKプロサーキットホンダのカラーリングが渋い!
日本で少しでもモトクロスが普及するように、たまにはバイク関連動画も紹介しようかなと思います。
オンロード好きな方はかなり多いと思いますが、オフロードもいろんなイベントがあってもの凄く盛り上がってるので、興味のない方もぜひご覧頂ければ嬉しいです。
今回は、モトクロスのレベルをワンランク引き上げた革命ライダー、ジェイムス・スチュワートのヤバいライディングです。
どんな革命を起こしたのかというと、ジャンプの方法です。
一昔前は、ジャンプと言えば高く飛ぶのが当たり前でした。
高く飛ぶためには踏み切る瞬間に体重をグンっとかけてサスペンションを思いきり縮めて、その跳ね返りとジャンプ斜面を利用して高く跳ぶんですね。
そこからテクニックはさらに向上して、今度はなるべく低く飛ぶようになります。
地面に接してる時間が長いほうが早く走れますからね。そのために、ジャンプ斜面の直前にアクセルを戻して極力サスペンションを使わないようにしたんです。
そして、バイクが高く飛ばないように腕で押さえつけるんですね。
そしてここからです。ここからもちろんいろんなテクニックの向上があったんですけど、それを一気にレベルアップさせたのがジェイムス・スチュワートが完成させた「スクラブ」というテクニック。
これは、ジャンプをする瞬間にバイクを寝かしてサスの力を横に逃がすというテクニックです。
要するに、スピードを落とすことなくジャンプをクリアできるんですね。
はじめて見たときは本当に世界中が驚いたテクニックなんです。なんかこう、ちっちゃい模型を子供が遊びで動かしてるような、、、そんな動きなんです。
テクニック的にむちゃくちゃ難しいし、なにより危険なテクニック。でも早い!
これを若干16歳で完成させてるんです。
しかもしかも。
モトクロスはヨーロッパから始まって、ずっと白人のスポーツだったんです。僕も90年代初期から見てますが、みんな白人です。
そこに来てのジェイムス・スチュワート。なんと彼は黒人ライダーなんです。これが一番衝撃を受けました。
もちろん人種なんて関係ないんですけど、オリンピック100m決勝の第4レーンに日本人がいる、みたいな衝撃なんですよね。
今回紹介するのは、そんなジェイムス・スチュワートのライディングです!
すこしでも魅力が伝わればいいなぁ!