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MXR / talk box について

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

¥500 のガチャガチャって勇気入りますよね。6種類ならコンプに最低でも ¥3,000、まずすんなりとはいかずに途中カブりますので絶対的にそれ以上かかる。んー、怖い。

さて、先日のデモボードの回から MXR / talk box について詳しく知りたい、どういうモノ?というお問い合わせもありましたので、今回は talk box のお話を。

トーキング・モジュレーター、またはトーク・ボックスと呼ばれますがこれは呼び方の違いで一緒です。

一般的なエフェクターとは個人的になんとなく違う立ち位置に感じますが、効果を与えるモノ、としては一緒ですのでエフェクターの一種かと思います。

MXR / talk box について

本体とホース、ホースをマイクスタンドに固定するホルダーがセット。これだけですとわりとフラフラしますのでリピートタイがあるとバッチリです。

電源は AC アダプター(18V 1000mA) メーカー推奨ですが、他の方法でも使用可能です。

MXR / talk box は一見大きめなエフェクターの姿をしておりますが、本体にはサウンド出力用のドライバー、駆動用のアンプが内蔵されております。

つまり ON にすると本体中央の黒い穴から直接音が出るわけですね。

この黒い穴にはホースを接続して使用するため、ホースの出口まで昇り、伝わった音をくわえて、口のカタチを変えることで音を変化させる、この音はマイクでひろって PA からの出力になる、というモノになります。

通常のエフェクターのようにインプット、アウトプットで直列で接続できますが、MXR / talk box を ON にするとアンプからの音は消えてこの黒い穴からのみ音が出ます。

これまでのトーキング・モジュレーター

これまでと言いますか、歪み系みたいに種類が多いモノでもありませんのでアレですが、トーキング・モジュレーターはアンプとスピーカーの間に接続、足元に持ってくるには長いスピーカーケーブルもいる、または別途アンプを用意するなど、使用頻度に対しての機材、セッティングが大掛かりになり、さらにはトーキング・モジュレーターの音と本来のギターの音は同時に出すことができないという点もなかなかネックなモノで…。

別途、アンプは必要ありません

MXR / talk box は『サウンド出力用のドライバー & 駆動用アンプ内蔵』なので別途アンプは必要ありませんが、本来のギターの音と talk box / ON 時の音、同時使用はできない、という点は従来のモノと同様です。

そこをボリュームペダルのチューナアウトを利用して、ギターアンプからのボードの音と MXR / talk box の音も同時に出力できる、というのが以前のデモボードの接続方法でした。

詳しくは【→こちらのリンク】からご覧いただけます。

ボリュームペダルを完全に踏み込む、音量を上げる側にするとギターアンプからの音も talk box からの音も両方 MAX。

ボリュームペダルを完全にヒール側、音量を下げる側にするとギターアンプからの音はミュート、PA からの talk box 音のみ、ペダルの踏み具合によって好みの割合でブレンダー的に使える、ということですね。

この接続方法は直列に MXR / talk box はおりませんのでアウトには何もつながっていないっていうちょっと不思議な状態になっています。

ちなみにこのボリュームペダルでしかできない、というわけではありません。

チューナーアウトがあれば OK ですが、音痩せするモノもありますので実機で実音確認はマストです。

トーキング・モジュレーターの使用されている曲

・頭から ”ゥワゥワゥゥゥワ、ゥワゥワゥゥゥワ” の Living on a Prayer
・これまた頭から ”ヴァウ!ヴァゥ!” の It’s My Life

など BON JOVI が有名ですが、私はなんと言っても Mötley Crüe の Kickstart My Heart です。

3:58 あたりから観てみてください。その後、ホースをくわえてパクパクしてる様子も見られます。

ホースとマイクの位置、セッティングももちろん重要ですが、いい音を出すにはやはり練習が必要で非常におもしろいモノです。

昔から存在するモノではありますが、実際に使ってみると新鮮で斬新、楽器っていつまで経っても良いモノですね。

口に入れるモノですので、使っているうちに水分がホースをつたって本体の中まで落ちないように途中で一周させておくといいみたいです。

そんなにビチョビチョにはなりませんが。念の為。

■ HNEBD 地獄通信 -お知らせ- ■

★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを  「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。

★ 過去製作は Instagram に載せていますのでチェックしていただけると嬉しいです。
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『全都道府県に製作実績を』を今後の目標にしておりますので、日本全国よりご相談、製作のご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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